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3. 「不適切な乗換提案」をどう防ぐかお客様のニーズ実現のために乗換えが必要かまず見極める
乗えについて報告書では「顧客の属性・意向を軽視した営業員主導による(中略)回転売買などの販売手数料の獲得を主目的とした取引の勧誘が確認されている」とある。
販売担当者は、すでにファンドを保有しているお客様にも提案を行うことが多いと思う。そのとき乗換えをしてもらえれば金融機関には販売手数料が入ってくる。これは大きな魅力だが、どうしても金融機関側の都合(利益)に沿った提案になってしまう。これを防ぐため、「乗換えは『目的』ではなくお客様のニーズを実現する『手段の1つ』である」ということを認識しよう。