一般的には品格があり素行や礼儀正しい男性が、「紳士」と定義されています。しかし表面的なふるまいはささいなことからほころびが出るため、周囲の目には紳士とは映っていないかもしれません。今回は、紳士として名を残す著名人の名言から、見せかけではない「本当の紳士」になるためのヒントを得て、身近な人とのコミュニケーションに生かしていきましょう。

歴史上の紳士の名言から読み解く3つの作法

著名人の名言から読み解く、「本当の紳士」と呼ばれるための3つの作法
(画像=nagaets/stock.adobe.com)

セオドア・ルーズベルト第26代米大統領を筆頭とする歴史上の紳士は、以下の3つの要素を、時代や流行に左右されない本当の紳士の作法として挙げています。

紳士の作法1:いかなるときも「一貫性」を持つ

「誰でも時として英雄になれるが、紳士になるためには一貫性が必要だ」

『人がだれかであるとき』など数多くの名作を生みだした、イタリアのノーベル文学賞受賞劇作家、ルイジ・ピランデルロ氏の名言です。英雄が行動に伴う一過性の社会的評価であるのに対し、紳士は一生涯にわたる社会的評価であると説いています。

いつもは礼儀正しいのに、気に入らないことや困難に直面したときには態度が一変する、あるいは自分より立場が下の人間には横柄に接するといったことがないように、感情や状況に流されない一貫性が重要です。

紳士の作法2:周囲を敬う気持ちから生まれる「礼儀」を身につける

「礼儀は勇気と同じくらい、紳士の証である」

1901年、米国史上最年少の大統領として就任し、日本・ロシア間の和平交渉への尽力を讃えられ、ノーベル平和賞を受賞したセオドア・ルーズベルト第26代米大統領。どのような状況下においても、常に冷静さを保つことができる人物として知られていた同大統領の紳士観は、「礼儀」に基づくものでした。

自他共に認める真の紳士になるためには、決して表面上の礼儀だけではなく、自分の言動が周囲に与える影響を常に考えて人と接する、人の気持ちを敏感に察知するなど、周囲を敬う気持ちから生まれる「礼儀」が必要です。

紳士の作法3:おごらず、ユーモアを大切に

「本当の紳士とは、バグパイプを演奏できるがあえて演奏しない男だ」

20世紀の偉大な指揮者の1人として名を残す、英国のトーマス・ビーチャム卿は、自分の才能や知識、努力をひけらかさないことを、紳士の定義としています。

鋭い知性を持つ手ごわい人物として知られた同卿ですが、「音楽学者は音楽(楽譜)を読むことはできるが聞くことはできないタイプの人間だ」「(オーケストラのリハーサル中)イギリス人は音楽が嫌いなようだが、自分たちが出す騒音は溺愛している」「映画音楽は単なる騒音だ。私の持病の坐骨神経痛よりひどい」、など、数々の発言からは遊び心に富んだ性質が伺われます。

おごりのない知性とユーモアの絶妙なハーモニーも、本当の紳士を創造するうえで重要な要素の1つといえるでしょう。

以上の3つの作法を参考に、「レディーファーストが板についている」「物腰が柔らかい」といった既存の紳士観から一歩踏み出し、芯の強さを感じさせる「本当の紳士」を目指してみてはいかがでしょうか。

(提供:ANA Financial Journal

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