医療設備
(画像=PIXTA)

医療機関に関わる設備資金は、大きな案件だが、過大投資のおそれもある。事例を交えてその見極め方や、融資を進めるためのポイントを説明しよう。

開業医は、診療所を開業したときや開業して数年経過したとき、そして子どもなどへの事業承継に備えて最新型の医療設備を導入する傾向がある。業歴が長い診療所であれば、医療用の機材設備の更新がおよそ10年ごとに必要となる。こうした設備資金ニーズに対して、金融機関の担当者は積極的に対応したいところだ。

その一方で、慎重な判断も必要になる。医療機関の設備投資は、最新・最高の設備を導入したいという欲求が強く、金額も大きくなることから、必要以上の過大投資になる傾向が強いためだ。過大な設備投資や放漫経営、事業上・事業外の失敗などによる赤字累積は診療所が倒産する主な原因となっている。

開業医にアプローチする担当者は、設備資金の相談に対して、設備導入後の経営も考慮しながらアドバイスを行うことが求められる。以下、基本的な考え方と事例を交えた融資案件の進め方を解説しよう。

初期投資だけでなく導入後の費用にも注意

【PART1】医療機器の特徴・傾向