結婚や子育て、老後など将来の生活を安定させるためには、一定額の貯蓄が必要だ。しかしある程度の貯蓄をするためには、貯金だけでなく資産運用が必要な時代になりつつある。

「資産運用に興味があるか」、「実際に資産運用を行っているか」は、住んでいる地域や職業などで異なる傾向が見られる場合もある。今回は資産運用方針の地域性について解説する。

資産運用についての「地域別」の特徴

資産運用方針
(画像=PIXTA)

2020年1月、マネックス・アセットマネジメント株式会社は、20代から50代までの男女832人を対象にした「お金と職業や地域性などの関係性についての調査」を行った。同調査で回答した人の内訳は「資産運用に興味がある」67%、「現在資産運用を行っている」37.5%だった。

下記は、「資産運用について関心の高い地域」「今後も資産運用について意欲が高い地域」の上位3地方である。

資産運用について関心の高い地域
ZUU online編集部作成

地域別で最も資産運用に関心の高い地域は「四国地方」、次いで関東地方、東北地方の順となっている。特に四国地方では、実際に資産運用の経験がある人は60%おり、全国で最も高い水準だ。

一方北海道では、実際に資産運用を行ったことのある経験者は中部地方と並び、全国で最も低い43%となっている。しかし資産運用に対する興味関心自体は65%と全国平均と同水準。また経験者に限ると、「今後も資産運用について意欲がある」と答えた割合では83%と最も高くなっている。実際に経験はないものの興味はあり、経験者では今後の意欲も大きい。つまり、成功体験者が多いであろうことが読み取れる。

全国で見ると資産運用を開始したきっかけは「インターネット広告」や「預金金利の低下」が1、2位。しかし中部地方では「家族や友人・知人の紹介」が最も高くなっており、資産運用についての情報交換が活発であることがうかがえる。以上のように資産運用に対する考えには地域性の影響も一程度あると考えられる。

資産運用についての「職業別」の特徴

次に見ていきたいのが資産運用についての「職業別」の特徴だ。同調査では、資産運用の「職業別」の特徴についても興味深い結果が出ている。職業別に資産運用に興味がある割合を見てみると「公務員」が86%で最も高く、次いで「自営業」79%、「経営者・役員」75%だった。一方割合の低い職業を見ていくと「パート・アルバイト」が54%と最も低い結果になった。次いで「自由業」60%、「会社員(技術系)」66%となっている。

次の表は、職業別の資産運用経験の有無や興味について、運用経験の多い3つの職業をピックアップしたものだ。

職業別の資産運用経験の有無
ZUU online編集部作成

実際に資産運用を行ったことがあるかどうかの問に対しては「公務員」が66%で最も高い。次いで「会社員(その他)」64%、「経営者・役員」63%だった。一方、割合の低い職業を見ていくと「パート・アルバイト」が39%と最も低く、次いで「自由業」40%、「会社員(技術系)」48%となっている。

また、さらに細かく職種という観点でみると、経営企画、広報/IRなど株式の情報に触れる機会が多い人達が資産運用を行っている確率も高くなっている。

「資産運用に興味がある」「実際に行ったことがある」ともに最も割合の高い職業は「公務員」、最も割合の低い職業は「パート・アルバイト」という結果になった。このことは、より安定した職業の人ほど資産運用を行う傾向にあることを示しているといえるだろう。

興味がある人は、少ない資金から始めてみよう

地域や職業などで、資産運用に対するさまざまな特徴があることがわかった。しかし総じて見ると、地域や職業にかかわらず資産運用に興味を持っている人は多く、最近は特に増加傾向にある。

少ない資金からでもできる資産運用も増えてきている。こうしたデータで資産運用に興味を持った人は、ご自身でも始めてみてはいかがだろうか。