ケースで学ぶ
(画像=sunftaka77 /stock.adobe.com)

ここでは、贈与に関するよくあるニーズを挙げ、アドバイスに必要な知識を解説します。

ケース② 孫の口座を内緒で作ってお金を積み立てて渡そうと思っている

ケースで学ぶ
(画像=バンクビジネス)

近年ではあまり見られなくなりましたが、以前は「祖父母が孫のために内緒で孫名義の預金口座を開設し預金を積み立て、成人したら孫に渡す」というケースがありました。最近では、本人確認の厳格化や不正な取引防止の観点などから、名義預金の口座開設は謝絶されています。

ちなみに、仮に孫名義の預金口座があり、その預金通帳および印鑑の管理を祖父母が行っている場合には贈与にはなりません。贈与契約には、祖父母(贈与者)の〝あげる〞という意思と孫(受贈者)の〝もらう〞という相互の意思が必要で、この場合は贈与契約が成立しないからです。

税務上、名義預金については、仮に祖父母の相続が発生した際、被相続人の名義財産として相続財産に加算する必要が出てきます。本ケースのようなお客様にはまずこの点を理解してもらいます。

親権者が代理人となる