事業計画,分析
(画像=PIXTA)

事業計画のサンプルを挙げながら、事業計画を作成する取引先にアドバイスしたいポイントを解説する。

販売(売上)計画はここを押さえる!
【1】売上高を構成要素で分解し実現可能な計画を作成

事業計画は、事業の方針や商品・サービスの営業戦略といった定性面の計画と、販売計画・計数計画・返済計画といった定量面の計画に大別できる。両者は事業計画の両輪として欠かせないが、金融機関の担当者には定量面のほうがアドバイスしやすいうえ、数字を固めていくプロセスで定性面の計画も検証できるようになるだろう。

定量面の計画を作成する際は、最初に販売計画を立てて、次に計数計画で経費などを踏まえた利益水準を設定する。さらに計数計画で導き出した返済原資を前提として、借入金の返済計画を立てるという流れだ。

以下では、企業が新型コロナの影響を受けて作成した事業計画書を参考に、定量面の計画の作成をアドバイスする際のポイントを解説する。

サンプルとする企業は、眼鏡を製造する近代メガネ株式会社。商品の大半を国内拠点で製造し、取引関係にある眼鏡専門の量販店に卸売りしている。新型コロナの感染拡大後の2月に、決算期末の9月までの事業計画を立てたという設定だ。

売上を構成要素で分けて状況を整理する