職場
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推進項目の中で医療保険が疎かになってしまうのですが、職域取引で提案することは可能でしょうか。メリットやニーズを喚起する良い方法はありますか。

従業員に対する多種多様な金融サービスの提供を担う職域活動では、NISAやiDeCoなどタイムリーな商品や制度の案内に注力する担当者が多いことだろう。

もちろんそれも大切だが、従業員の関心が高い割に金融機関の担当者が積極的に提案していない商品がある。それは医療保険だ。

日本では医療保険の加入率は世帯全体で約90%と高い。その一方で、医療保障に対する満足度は高くない。生命保険文化センター『令和元年度生活保障に関する調査』によると、医療保障に対する充足感がないと答えた割合は約50%に及ぶ(図表)。このニーズを取り込めれば、職域担当者にとっても取引深耕につながる機会となるだろう。

近代セールス
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支払い負担は少ないが実感は得にくい商品性