住宅ローン,流れ
(画像=PIXTA)

Q 抵当権(根抵当権)の解除についてはどのように対応すればいいの?

A 抵当権とは、債権者(金融機関)が所有権にかかわらず土地や建物等を処分(売却)・換金(換価)により債権(融資金)の回収を図れる権利をいいます。抵当権には普通抵当権と根抵当権の2種類があります。

土地や建物といった不動産担保物件上に抵当権を置くことを「設定する」といいます。反対に、設定されている抵当権をなくすことを「解除する」といいます。

抵当権の設定や解除は、金融機関との取引上、第三者へ対抗(表明)するために、必ず法務局において登記を行います。なお、設定時の登記を設定登記、解除時の登記を抹消登記といいます。

また、金融機関のように抵当権を行使する権利を有するものを「抵当権者」、抵当権が設定される担保物件の所有者を「抵当権設定者」といいます。

抵当権は、抵当権者と抵当権設定者間の抵当権設定契約に基づき設定の登記を行います。設定登記には抵当権設定者が所持する登記識別情報通知(権利証に相当するもの)が必要となります。そのため、抵当権者たる金融機関が抵当権設定者たる物件所有者の意思に反して勝手に設定登記をすることはできなくなっています。

抹消登記は、設定登記とは反対に抵当権者に無断・未承諾で行うことはできなくなっています。なぜならば、抹消登記には、㋐登記原因証明情報(解除証書・弁済証明書など)や㋑設定契約書、㋒設定に係る登記識別情報通知などを要し、これらは抵当権者が所持しているからです。

普通抵当権と根抵当権で解除の取扱いが異なる