職場
(画像=PIXTA)

地域金融機関の若き現役役員が示す、新時代の行職員のあり方&キャリアデザインのヒント

第7回より、金融機関の持つリソースという切り口から、皆さんの成長やキャリアにとって有益と考えられる要素を論じてきた。今回はその最終稿として、金融機関という組織が持つ「信用」という要素に焦点を当てたいと思う。

非常に抽象的なテーマだと思われるかもしれないが、日々私が金融機関で働く中で、この「信用」の力を意識する局面が非常に多いため、今回あえて取り上げた次第である。

どんな企業や事業者であっても、社会の中で事業を行うためには「信用」は必須である。しかし、金融機関ほどこの「信用」というものが求められ、かつそれが蓄積された業態はないのではないかと考える。これは金融機関の業務内容や社会的な役割を考えれば自明であろう。だれにとっても非常に重要な「お金」を扱う仕事だからである。そして大切な情報を扱う仕事だからである。

金融機関には「信用」があるからこそ、お客様は自身にとって非常に大切な「お金」を金融機関に預けてくださるのである。また、金融機関に様々な相談を持ち掛けてくださるのも「信用」あってのものだ。知り得た「情報」についても、ちゃんと適切に管理してくれる――と思っていただいているからこそである。

長年積み上げてきた土台の上で仕事をしている