数あるクレジットカードのなかで、最もステータスが高いのがブラックカードです。カードを保有していることが富裕層の証にもなることから、憧れる人もいるでしょう。ブラックカードにはどのような特典があるのか、持つための条件とともに概要を紹介します。

プラチナの上を行く、ブラックカードってどんなカード?

ブラックカード
(画像=thinkthink/stock.adobe.com)

クレジットカードは一般カード、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードの4つの階層に分かれています。なかでもブラックカードは最高峰といえるステータスを誇るカードです。すべてのカード会社で扱っているわけではない点もプレミア感があります。

ブラックカードの主な特徴は、年会費が高額であること、専用のコンシェルジュがつくこと、特典・優待サービス・付帯保険が充実していることなどがあります。そして、最大の特徴が次に紹介するインビテーション(招待)性であることです。

ブラックカードはそもそも申し込めない

ブラックカードが日本に初めて登場したのが、2002年に発行された「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」といわれています。このカードの券面が黒色だったことからブラックカードと呼ばれるようになった経緯があります。他社もこれを模して高級カードを黒色のデザインにしたことから、今では最上位クラスのクレジットカードをブラックカードと呼んでいます。

ブラックカードのほとんどはインビテーション制になっているため、原則として自分から申し込むことはできません。それゆえ、クレジット会社から招待が来たことにより、自分の地位が認められたような特別感を味わえるのが精神的なメリットといえます。インビテーションが来る基準は、カード会社によって異なります。

マンションや高級車であれば、お金を出せば即時購入することができます。しかし、ブラックカードは宝くじで1億円当たったとしても、すぐに手に入れることはできないのです。そう考えると、ブラックカードの価値の高さがおわかりいただけると思います。

ブラックカードを持つための条件と費用

では、ブラックカードを持つためには、どのような条件が必要なのでしょうか。

まず、入会条件はインビテーション制であるため、カード会社の判断によります。発行会社のホームページにも掲載されていない場合がほとんどです。選ばれるには継続的にそのカード会社を利用していることが大事で、一般的に半年から1年以上の利用が必要といわれています。年収は多いに越したことはありませんが、それよりもカード会社にとっては年間の利用額を重視する傾向があります。したがって、1、2回高額な買い物をしただけで招待が来るということはありません。アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードのユーザーの例では年間1,000万円程度の利用で招待が来た人がいるようです。

また、過去に延滞履歴がないことも重要なポイントになります。ブラックカードはステータスが高い分審査も厳しいため、延滞歴があるとマイナスになります。返済能力はあっても、うっかり残高の確認をし忘れるということはあり得ます。銀行口座の残高は余裕をもって用意しておくことが大事です。

年会費はカード会社によって、3万円(税別)~35万円(税別)とかなりの差があります。10万円以上の会社が多く、年間利用額と合わせて考えると、やはり富裕層以外がブラックカードを持つことは難しいようです。

ブラックカードにはどんな特典があるのか

続いて、ブラックカードを持つとどのような特典を受けることができるのか、ブラックカードの最高峰といわれる、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードの例でみてみましょう。

専任のコンシェルジュがつく

ブラックカードには専任のコンシェルジュがつき、いろいろなサービスの手配を依頼することができます。たとえば、ホテルの予約も繁忙日で取りにくい状況でも、コンシェルジュに依頼すると確保しやすいというメリットがあります。電話によって24時間相談可能なのも心強いです。

レストランで1名分の食事が無料になる

アメックスが厳選したレストランで、限定の特別ディナーコースを2~4名で予約すると、1名分の食事代が無料になります。ほかにも高級料亭の予約や会員限定の食事イベントなどの特典があります。

航空券の優遇や割引を受けられる

アメックスを通して宿泊や航空券を予約した場合、普通運賃で購入した分もファーストクラスなど上級シートに無料で変更してくれます。また専任コンシェルジュを通して予約した場合、提携航空会社の国際線で、日本を発着するビジネスクラスが優待料金に割引されます。

空港で送迎サービスを受けられる

空港での送迎サービスも充実しています。海外では、アメックスを通してビジネスクラス以上の往復航空券を購入すると、海外へ入国する際に現地係員が入国レーンの通過をサポートしてくれます。また、海外の空港と滞在先ホテルの間を往復無料で送迎してくれます。国内では、同じくアメックスを通してビジネスクラス以上の往復航空券を購入した場合、海外旅行への出国と帰国時に空港と指定地域の間を往復無料で送迎してくれます。

海外航空便の遅延補償がある

飛行機には遅延によって代替便に乗れないというトラブルもあるでしょう。乗り継ぎ遅延、出航遅延、欠航、受託手荷物遅延の場合、それぞれ宿泊代、食事代、衣類や生活用品代などが最大で3万円補償されます。また、受託手荷物紛失の場合は衣類や生活用品代が最大6万円補償されます。

このほかにも、国内・海外旅行を対象にした旅行保険の付帯サービスや、プロ野球VIP観戦プログラム、映画館VIPシート・アクセス、美術館プライベート・ビューイング、プライベートクルーズなどエンタメ系の特典も多数用意されています。

アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードの年会費は35万円(税別)ですが、これだけの充実したサービス内容を考えると、富裕層にとってはそれほど高くは感じないかもしれません。

ブラックカードを持つ方法

ここまでブラックカードの概要や特典内容をみてきましたが、充実したサービスを知り、持ってみたいと思った人もいるでしょう。しかし、ブラックカードはインビテーション制であることから、案内書が来るまで詳細を知ることはできません。現時点ではどのように対応したらよいのでしょうか。

ブラックカードを持つには、当該発行カード会社の上顧客になるしかありません。いきなり上位のカードを持つことはできないため、まずゴールドカードを申し込み、実績を積み上げた上でプラチナカード、そしてブラックカードとステップアップしていく方法が現実的でしょう。

カードの発行内容はカード会社によってさまざまです。ゴールドカードまでしか発行していない会社もあるため、プラチナカード、ブラックカードを保有することでカードライフのステータスを高めたい場合は、新たに発行しているカード会社に入会する必要があります。

いつかはブラックカードを持ちたい……。その目標に向かって仕事に励むことは、決して無駄にはならないでしょう。

※本記事の内容は一例として紹介していますので、特典内容は変更になる場合があります。参考までにお考え下さい。

(提供:THE Roots

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