
(画像=PIXTA)
マネープラン相談|住宅・不動産❷

(画像=ファイナンシャル・アドバイザー)
2016年の日銀によるゼロ金利政策導入後、急激に住宅ローンの超低金利化が進んだ。以来、若干の金利上昇はあるものの、依然として超低金利水準は続いており、金利先高感は弱い。そのため、変動金利型の金利上昇による返済額増額リスクは極めて小さくなっていると考え、このところ、住宅ローンは変動金利型を利用する人が多い。
例えば、住宅金融支援機構の「住宅ローン利用者の実態調査」(2020年5月調査)によると、2019年度に住宅ローンを利用した人の金利タイプの構成比は、変動金利型が60・2%で、固定期間選択型が26・6%、全期間固定型が13・2%という結果だった。
ゼロ金利政策導入直後の2016年10月の調査では、変動金利型は47・9%だった。この時点ではまだまだ先高感も残っていたため50%を切っていたが、19年度になると6割を超えているわけだ。