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マネープラン相談|老後資金❶

(画像=ファイナンシャル・アドバイザー)
一般的に、年齢とともにリスク許容度は下がっていく。この点は基本的に不変である。
20代30代の若いころは、多少値動きの大きな金融商品を利用しても、まだ人生は長いし、元手となる資金量も多くなければ、投資元本を大きく下回ることが起きても大勢には影響がないだろう。
一方、老後が近いにもかかわらず、値動きの大きな商品ばかりを利用していて、大きく資産を減らしてしまうと、老後生活に悪影響が出るだけでなく、精神的なショックも大きいだろう。だからこそ、老後が近づいたらリスクの取り過ぎは要注意なのだ。
しかし一方で、老後は預金中心の安定的な運用に変えるべきだという昔ながらの常識は、近年少なからず通用しなくなっている。老後の期間が徐々に延びていること、インフレや円安のリスクを多少は意識すべきだと思われることがその理由だ。