時代は変わった!FP業務の古い常識、新しい常識
(画像=PIXTA)

修繕費用積立と争続対策に保険活用を提案

1.アパマンオーナーの現状と課題

富裕層といえば、「中小企業の社長」「ドクター」「不動産所有者」が挙げられる。今回は、不動産所有者の中でも特に、アパマンオーナー(アパート・マンションの所有者)にスポットを当てる。まずは、彼らの現状と課題をキーワードから整理しておこう。

①相続税評価額の圧縮

土地を所有する場合、更地のままでは収益を上げることができない。それにもかかわらず、固定資産税が課せられる。

相続の際には、路線価または固定資産税評価額に一定の係数を乗じた価格が課税対象となる。時価よりは価格は低くなるものの、広大な土地、価格の高い土地を所有している場合、相続税の納付に苦慮することになる。

その解決策として、所有する土地上に賃貸アパマンを建設すれば、底地は「貸家建付地」となる。こうすることで、評価は「1 -(借地権割合×借家権割合)」となり、借地権割合70%、借家権割合30%の場合で、21%の評価減となり、相続税評価額を圧縮することができる。

②借地権割合