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Q5. 沿革・企業理念・経営者のビジョンは融資判断・融資ニーズ発掘にどう役立つの?
【A】 企業の沿革やビジョン等を把握することで、本社だけでは掴めない融資ニーズの発掘や融資判断の際の安心材料の確保につながる

(画像=バンクビジネス)
過去の企業努力の延長線上に現在があるため、企業の沿革を知ることで企業の原点から今までの発展がわかり、将来を見据えることができます。特に創業の経緯は大切で、創設者はだれか、なぜ創業しようと思ったかなどを知ることは、会社の強みを知るきっかけとなります。
また沿革は融資ニーズ発掘にもつながります。例えば沿革を調べた結果、各地に工場や生産・販売拠点があった場合、本社だけでは掴みきれない各地での融資ニーズへ発展させることができます。
また名前の由来等から、「社名 を変更しようとしている」という定性情報を得た場合、新しいことにチャレンジしようとしているかもしれません。この場合、第二創業資金の融資ニーズがあります。
資本金の増減が判明した場合は誰が増資したか、増資資金の調達先はどこか、増資予定はないかと融資ニーズに結びつけていくことも可能です。