業績が良くない
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事業承継前・承継後の経営者や、後継者からの経営者保証に関する相談を挙げて、対応のポイントを紹介する。

事業承継後の先代経営者からの相談
7.他行は私の経営者保証を外してくれたのだがお宅はなぜ外せないの?

本相談のように、先代経営者から「他行は経営者保証を外してくれたんだから、お宅もそうしてほしい」という要請を受けるケースは少なくない。

地域の経営者が集まる会合では経営者の間で金融機関の対応が話題にのぼることが多く、他の経営者から「ウチは経営者保証を外してもらったよ」という情報を聞いた経営者が、同様の依頼を持ちかけてくることもある。

ガイドラインの特則によれば、先代経営者が議決権の過半数株式を保有していない場合、経営者保証を解除する要件を次のように挙げている。

㋐企業の実質的経営権・支配権を留保していないこと
㋑企業に資産・収益力があり借入れの返済能力が認められること
㋒既存の貸出債権について、保全が図られていること

これら要件のうち、㋐㋑は客観的な判断基準であり、他行庫と自行庫で大きな差が生じることはない。それに対して、㋒保全状況については、金融機関ごとに差が生じるだろう。

担保や貸出額で差が生じていることも