
基本的に証券口座を持ってるだけで手数料が発生するということはありません。むしろ、証券口座によっては開設をするだけでメリットがある場合が多いため、取引をしない口座を複数保有している投資家もいます。最もおすすめな「持ってるだけでお得な証券会社」は、口座を開設するだけで日経新聞や投資本が無料で読めるようになる楽天証券です。
目次
証券口座は作るだけ・持ってるだけでもOK!

証券口座は持ってるだけでも手数料はかかりません。大手のネット証券になると口座の開設手数料や管理手数料を無料にしているところがほとんどで、開設した後に口座を放置することで費用が発生してしまうといったデメリットもないのでとりあえず作るだけというスタンスでも問題ありません。
また、証券口座を複数保有することも可能です。1つの証券会社で開設できるのは1人1口座までですが、複数の証券会社の口座を開設することは可能です。保有数に制限はなく、多く保有することで税法上の問題となることもありません。
むしろ、初心者ならとりあえず口座を作るだけで、あらゆるメリットを受けられます。
有料級の情報サービスにアクセスできる
証券会社は投資に役立つ情報サービスを提供しています。本来は有料サービスですが、証券会社に登録すると無料で読める書籍もあります。投資に役立つ情報サービスを提供している証券会社について見ていきましょう。
情報サービスの中で1つ目におすすめなのは、楽天証券の口座を作るだけで利用できる日経テレコンです。
日経テレコンは日本経済新聞社が1984年のサービス開始以来、提供するコンテンツをデータベース化してきたビジネス情報サービス。楽天証券の取引口座を持っている人だけ、日経の記事を無料で閲覧できます。
日経テレコン(楽天証券版)で読める記事は5つあります。
- 日本経済新聞(朝刊・夕刊)
- 日経産業新聞
- 日経MJなどの閲覧(3日分)
- 過去1年分の新聞記事検索
- 日経速報ニュース
楽天証券の口座を作るだけで、このような有料の日経記事をスマートフォン、タブレット端末から閲覧できます。
過去40年分の新聞・雑誌記事を中心にビジネス情報を収録し国内外で約1万1,000社、50万人のビジネスパーソンが日々ツールとして活用中。また東証一部上場企業の約70%が導入していることから、投資だけでなくビジネスで負けたくない人に役立つ情報収集ツールです。
日経テレコンの過去40年分という膨大な情報をもとに、投資やビジネスで活躍したい人は楽天証券で口座開設すると良いでしょう。
2つ目におすすめなのは、SBI証券が提供している日系SNBC市況オンラインセミナーです。オンラインセミナーでは5つの番組を用意して決まった時間に配信しています。
- 朝エクスプレス マーケット解説
- 後場の焦点・寄り付き情報
- 大引け解説
- 日経ヴェリタストーク
- コメンテーター解説
番組内容は現在のマーケットで起きていることや、取引終了後の東京市場の大引けを速報でお伝えする番組など、タイムリーな番組内容となっています。
日系SNBC市況オンラインセミナーで配信している番組は、SBI証券のアナリストがスタジオから最新情報を提供。最新のマーケット情報について知れるため、いち早く情報を入手したい人はSBI証券で口座開設すると良いでしょう。
セミナーに参加できる
証券会社では、投資に関するセミナーをオンラインや会場で開催しています。セミナーに参加すると、投資の知識やその場でしか聞けない話、最新のトレンドを知ることができます。
セミナーに参加すると直接講師に質問できます。動画や本で投資について勉強しても、独学だけではわからない部分もあるでしょう。投資セミナーに参加することで、講師と直接話せて自身の知識が正しいのか確かめられます。
さらにセミナーには他の投資家も参加するため、交流の機会を持てます。投資初心者同士であれば、セミナー後も情報交換し合い投資を続けられるモチベーションに繋がるでしょう。
投資セミナーは資産運用、投資信託、国内株式、米国株式などテーマに沿ってセミナーが開催されます。1ヵ月先までセミナー予定を公開しているため、気になる内容があれば事前に参加申込すると良いです。
「自身の投資知識は正しいのか」「投資仲間と情報交換したい」という人におすすめです。
預金金利が最大10倍に!銀行との連携サービスが利用できる
証券会社には銀行口座と連携して金利をアップさせる連携サービスを用意しています。例えば楽天銀行の場合、普通預金は0.02%です。これでも十分高いのですが、楽天証券と連携させると普通預金は驚異の0.1%にアップします。これは、大手銀行のおよそ100倍高い水準です。
- 楽天証券に申し込む
- 楽天銀行に同時に申し込む
- マイページからマネーブリッジ設定を有効にする
- 楽天銀行の口座に入金する
- 最大年0.10%の金利が適用される!
同様のサービスを展開している証券会社は他にもあります。
証券口座と連携して金利が上がる銀行 | 最大金利 |
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auじぶん銀行×auカブコム証券 | 最大年0.10%(税引後年0.07%) |
SBI証券×SBI住信ネット銀行 | 最大年0.010% |
楽天証券×楽天銀行 | 最大年0.10%(税引後0.079%) |
三菱UFJ銀行 | 最大年0.002% |
みずほ銀行 | 最大年0.002% |
auじぶん銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行のいずれかの銀行口座を持っている人は、口座連携サービスを利用すると優遇金利の対象となります。
優遇金利以外にも、自動入出金、取引に応じてポイントを付与などのメリットがあります。たとえば、楽天証券と楽天銀行口座を連携させるとマネーブリッジです。マネーブリッジを適用すると、6つのサービスと機能が特典として付与されます。
100万円預けた時の利息はメガバンクだと年間8円ですが、マネーブリッジを適用させた楽天銀行だと年間796円となります。金利は金融情勢などにより、予告なく変更または中止する可能性もあります。
このように連携サービスを活用すると金利を優遇してもらえるため、対象の銀行口座を持っている人は同じ証券会社で取引口座を作っておくと良いでしょう。
持ってるだけでお得な証券会社ランキング
持っているだけでお得になる証券会社をランキングにしたので見ていきましょう。
持ってるだけでお得な証券会社ランキング
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証券会社 |
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開設手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
管理手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
無料サービス | 「日経テレコン(楽天証券版)」で日本経済新聞が無料で購読できる! | 「日経CNBC市況オンラインセミナー」の無料配信が観られる! | 「auカブコム投資情報室」でオリジナル投資情報が読める! | 高機能分析ツール「銘柄スカウター」で過去10年間の企業業績などが分析できる! | 「マーケットラボ」で信用情報など投資に役立つ情報が入手できる! | チャート機能「DMM株 PRO+」で34種類のテクニカル指標が使える! | 「GMOクリックTV投資チェンネル」 | マーケット情報 |
無料セミナー | あり | あり | あり | あり | あり | なし | あり | なし |
銀行口座との連携 | 楽天銀行と連携するだけで預金金利が年0.1%に! | 住信SBIネット銀行と連携するだけで最大金利0.010% | auじぶん銀行と連携するだけで預金金利が年0.10%に! | なし | なし | なし | GMOあおぞらネット銀行と連携するだけで預金金利が年0.11%に! | なし |
IPO実績(2021年) | 74 | 122 | 42 | 55 | 56 | 5 | 1 | 21 |
事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 | 必要 | 不要 |
公式 サイト |
口座開設をする | 口座開設をする | 口座開設をする | 口座開設をする | 口座開設をする | 口座開設をする | 口座開設をする | 口座開設をする |
取引口座を持っているだけでおすすめなのは楽天証券です。楽天証券で口座開設していると、日経テレコン、楽天koboの2つで投資に関する本を一部無料で読めます。
日経テレコムでは日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞など過去40年分の新聞や雑誌記事を閲覧可能です。日経速報ニュースも閲覧できるため、投資だけでなくビジネスに活用できます。
楽天koboは約400万冊の電子書籍を取り扱う電子書籍サービスです。一部の書籍を20%OFFで購入できます。

また、投資情報メディア「トウシル」とコラボした書籍を無料で読めるので、「つみたてNISAとiDeCoなど具体的によく教えてほしい」という投資初心者の人におすすめです。
楽天証券と楽天銀行の口座を連携させると、預金金利が最大0.1%になる点も魅力です。楽天証券は利用せずとも投資に関する情報収集、預金金利のアップと特典があるため、口座開設しておくと良いでしょう。
もし楽天証券が自身に合わない場合、銀行口座との連携で金利をアップできるSBI証券やauカブコムもおすすめです。
おすすめの証券会社×銀行の口座組み合わせ
証券口座を複数作るメリット
IPO株の当選確率が上がる
複数の証券口座を作ると、IPO株の当選確率があがります。口座を持っているだけでIPOの抽選に応募できる回数が増えるからです。
IPO株の初値は公募価格よりも上回るため、売却することで大きな利益を狙えます。過去にはHEROZ株式会社の初値は公開価格の10.9倍と異例の初値がつき、市場で話題となりました。しかし、初値が公募価格を下回った結果、損する可能性もあります。公募価格を下回るのか上回るのかは上場日を迎えてみないとわかりません。
IPOの抽選確率は、どの証券会社も非公表としています。しかし楽天証券のみ、抽選結果発表後に倍率を確認できます。IPOの当選確率をあげるなら、IPO実績が多い証券会社の口座を複数開設すると良いでしょう。本記事のランキングで紹介してる証券会社の中で、IPO実績が多いのはSBI証券と野村證券です。
SBI証券:122
野村證券:125
システムエラーのリスクを低減できる
1つの証券会社だけで開設している場合、取引をその証券会社のシステムに依存することになります。つまり、その証券会社がシステムトラブルなどによって利用できなくなってしまうと取引の機会を逃してしまうリスクがあります。
株式投資において、取引の機会を逃してしまうリスクは軽視できません。もしシステムトラブルによって取引できない間に、購入しようと思っていた株が急騰してしまったら機会損失になりますし、あるいは売却しようと思っていた株が暴落してしまったら、実際に損失が生じてしまいます。
取引する口座を複数用意して、保有している株も分散させることは、そのような機会損失のリスク対策にもなるでしょう。
手数料を安く済ませることができる
証券会社の中には、定額コースの手数料コースを持つ証券会社も存在します。例えばSBI証券(アクティブコース)や、楽天証券(いちにち定額コース)は1日の約定代金が100万円まで取引手数料がかかりません。
SBI証券と楽天証券で複数口座保有しておけば、1日200万円までは手数料がかからず取引することができます。
他にもSBI証券やauカブコム証券のように25歳以下の国内点物手数料が無料になる証券会社もあったり、特定のETFの買付手数料が無料になるなど、証券会社により手数料の割引サービスもあるので、取引したい金融商品の手数料サービスを確認しておきましょう。
また、商品ごとに手数料が安い証券会社を選ぶこともコストを低くする方法の1つです。(約定代金と最低手数料によってどの証券会社が最適なのかは異なります)例えば中国株であれば最低手数料が550円である楽天証券がコストが安くすむかもしれませんし、米国株であれば取引手数料が一律0円のDMM株がお得かもしれません。
ただし、あまりに細かく証券会社を分けてしまうと管理が煩雑になるので注意が必要です。
約定代金(やくじょうだいきん)
約定値段に株数を掛けて受け渡しが行われる総代金のこと。
売り手と買い手の条件が一致して取引が成立した状態を「約定」と呼びます。約定した価格が約定値段(約定価格とも呼ばれます)となります。約定値段と取引株数を乗算した金額が約定代金となります。引用元:大和証券
複数の証券口座を作るデメリット
資金状況を把握しづらくなる
最大のデメリットは、複数の口座で同時に取引する場合、全体の資金状況を把握することが難しくなることです。評価損益や金融資産の合計を把握するためには、各口座の資産状況を自分で計算をしなければなりません。
投資成績がプラスかマイナスかを管理することは、次の取引を意思決定をしたり、リスク管理をするためには非常に重要です。しかし、管理は証券口座が増えるほどに複雑さが増すので注意しましょう。解決策としては、家計簿アプリを活用して管理するのもおすすめです。
例えば、家計簿「アプリマネーフォワード ME」なら銀行・証券口座を複数まとめて管理してくれます。
信用取引で運用できる額が下がってしまう
複数の口座に資金を分けることによって、当然ながら投資する資金は分散してしまいます。それによって生じるデメリットはもし信用取引を行う場合は担保とする保証金の額が低くなってしまうことです。
信用取引(しんようとりひき)
投資家が証券会社から資金や株式を借りて行う株式取引のこと。
引用元:金融・証券用語集 - 日本証券業協会
1つの口座に入れておける金額が低くなることで、信用取引を行う際に必要な担保にできる金額が少なくなってしまいます。信用取引の委託保証金には最低保証金率が定められており、信用取引をしている金額に対して最低でも常にこれだけは維持しなければならないという保証金の割合があります。
この割合を下回ってしまうと追加保証金(追証)と言って取引を維持するために追加の金額を入金する必要が出てきます。つまり、預けている金額が少ないと追証も起こりやすく信用取引を行いづらいというデメリットが挙げられます。
複数の口座を開設する際の注意点
ここまで説明した通り、複数保有することのメリットは多いですが、注意点もあるので理解しておきましょう。
同じ会社で複数開設することはできない
1人で同じ証券会社に複数開設することはできません。ただし、家族1人1人が口座開設するなら人数分の開設が可能です。(口座申し込みが未成年の場合、通常と異なりますので、各証券会社へ確認してください)
NISA口座は1人1つまでしか作れないので注意
通常の証券口座とは違い、NISAの口座は複数保有することはできません。個人が開設できる口座は1つのみとされています。
NISA口座で取引すれば一定額の利益が非課税になるので、主に取引する証券会社で開設するようにしましょう。後から証券会社を変えることも可能ですが、変更できるタイミングは1年単位なので、いつでも柔軟に変更できるわけではない点に注意しましょう。
\申込フォームの入力は「最短5分」で完了/
目的に合った証券口座の組み合わせとは?
複数の証券口座を開設する場合、どこがいいだろうと悩む人も多いでしょう。そこで目的やニーズに合わせた組み合わせを紹介します。
外国株投資なら取扱銘柄数と手数料
外国株投資をする際には、まずどこの国へ投資するかで大きく異なります。結論としては、マネックス証券、SBI証券、楽天証券を組み合わせておけばほぼすべての国に対応できます。
証券会社名 | 特徴・メリット | 投資できる外国株 | 米国株の取扱銘柄数 |
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9カ国に投資できる | 米国株・中国株・韓国株・ロシア株・ベトナム株・インドネシア株・シンガポール株・タイ株・マレーシア株 |
5,194 ※2022年4月30日時点 |
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米国株デビュー応援プログラム 最大3万円キャッシュバック! |
米国株・中国株 |
5,000超 ※2022年1月13日時点 |
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米国株式は取引手数料0円 | 米国株 |
1,927 ※2022年4月30日時点 |
米国株への取引にはマネックス証券がおすすめです。マネックス証券は米国株の取引銘柄が約5000銘柄と豊富に取り扱っています。また、2022年8月現在買付時の為替コストが0銭とネット証券でも珍しいサービスを実施中です(次回見直しは2022年9月予定)。
取扱銘柄とコストの観点のほかに、購入のしやすさではSBI証券も見逃せません。住信SBIネット銀行とSBI証券を組み合わせることで米国株投資がお得に実施できます。
住信SBIネット銀行で米ドルの外貨積立をすれば1米ドルあたり3銭の為替コストで米ドルを調達できます。さらに、SBI証券の米ドル定期自動入金サービスにより自動での入金が可能になりました。米国株式を外貨決済するのであればSBI証券はおすすめです。
また、特定の証券会社では米国ETFの買付手数料が無料になる銘柄があります。購入したい銘柄があればこのような証券会社を組み合わせることもおすすめです。
為替コスト
円を外貨に両替して外貨預金にするとき、また逆に外貨を両替して円に戻すときには、「為替レート」に加えて「銀行の手数料」がかかります。この「手数料」は、多くの銀行では通常「1米ドルにつき1円」です。実はこれが、外貨預金を利用する際には大きなコストとなります。
引用元:楽天銀行
ティッカー | 銘柄名 | SBI証券 | マネックス証券 | 楽天証券 |
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VT | バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF | 〇 | 〇 | 〇 |
VOO | バンガード・S&P 500 ETF | 〇 | 〇 | 〇 |
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | 〇 | 〇 | 〇 |
SPY | SPDR S&P 500 ETF | ー | 〇 | 〇 |
IVV | iシェアーズ S&P 500 ETF | ー | 〇 | ー |
EPI | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | 〇 | 〇 | 〇 |
DHS | ウィズダムツリー米国株高配当ファンド | ー | 〇 | ー |
DLN | ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド | ー | 〇 | ー |
DGRW | ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長 | ー | 〇 | ー |
RWR | SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF | ー | ー | 〇 |
AIQ | グローバルX AIビッグデータ ETF | ー | ー | 〇 |
FINX | グローバルX フィンテックETF | ー | ー | 〇 |
GNOM | グローバルX ゲノム&バイオテクノロジーETF | ー | ー | 〇 |
QQQ | インベスコ QQQ トラスト シリーズ 1 ETF | 〇 | ー | 〇 |
SPYD | SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF | 〇 | ー | 〇 |
AGG | i シェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF | 〇 | ー | 〇 |
VGT | バンガード 米国情報技術セクター ETF | 〇 | ー | 〇 |
GLDM | SPDR ゴールド ミニシェアーズ トラスト | 〇 | ー | 〇 |
IYR | i シェアーズ 米国不動産 ETF | 〇 | ー | 〇 |
手数料を安くしたいなら定額コースを活用
国内現物取引の手数料を安くしたいときは、定額コースを利用しましょう。定額の手数料コースはSBI証券や楽天証券、auカブコム証券などの証券会社で利用できます。
1日の約定代金 | SBI証券/アクティブコース | 楽天証券/いちにち定額コース | auカブコム証券/1日定額手数料 |
---|---|---|---|
50万円まで | 0円 | 0円 | 0円 |
100万円まで | 0円 | 0円 | 0円 |
200万円まで | 1,238円 | 2,200円 | 2,200円 |
上記の表のとおり、約定代金が100万円までの取引であれば手数料がかからないため、定額コースを利用するほうがお得になります。
証券会社に口座開設したタイミングでは、取引ごとの手数料コースになっているはずですので、手数料コースの変更が必要です。手数料の変更はそれぞれの証券会社で簡単に変更できます。 このときに重要なのは、100万円以降はSBI証券がお得だからSBI証券を利用したほうがよいということではなく、うまく使い分けることです。
例えば、1回の約定代金が100万円以下なのであれば、SBI証券と楽天証券を使うことで1日の約定代金200万円までは手数料なしで取引できます。(もしくは1つの注文は翌日以降に発注するというった事でもよいでしょう)
1回の約定代金が100万円を超えるような銘柄であれば、定額コースにこだわらず取引ごとの手数料体系に変更してから取引するのも1つの方法です。例えば150万円の銘柄であれば、SBI証券や楽天証券なら640円(税込)で取引できます。
情報サービスを活用したいなら
ニュース配信では楽天証券がおすすめです。楽天証券で利用できる「日経テレコン(楽天証券版)」を利用すれば、日経新聞、日経MJ(流通新聞)、日経産業新聞を無料でチェックできます。
・日本経済新聞(朝刊・夕刊)/日経産業新聞/日経MJなどの閲覧(3日分)
引用元:楽天証券公式サイト
・過去1年分の新聞記事検索
・日経速報ニュースの閲覧
アナリストレポートに関しては、マネックス証券とSBI証券、楽天証券の情報発信が優秀です。
マネックス証券は特に米国関連の情報が素晴らしく、マーケット概況や個別銘柄のレポートが頻繁に更新されています。これを毎日チェックしておけば米国市場の状況はほぼ理解できるといってよい内容です。
少し難しい内容の情報を見たければ、SBI証券のレポートがおすすめです。経済分析・投資戦略レポートは各種経済指標などを用いた読み応えのある内容がそろっています。
また、SBI証券では中国株式市場の個別レポートもあるので、中国株へ投資したい方にもおすすめです。
高機能ツールで選ぶなら
スクリーニングや企業分析といった銘柄選びにはマネックス証券の「銘柄スカウター」がおすすめです。銘柄スカウターはマネックス証券の口座を保有していれば無料で利用できます。
銘柄スカウターは詳細な条件でのスクリーニングはもちろん、抽出した銘柄の10期以上の決算情報をチェックすることもできます。理論株価という分析結果もあるので、分析が苦手な人でも参考にすることができます。
銘柄スカウターは国内株式だけでなく、米国株式版や中国株式版などもあるので、マネックス証券口座1つで主要国の個別銘柄分析をすることができます。
取引ツールでは楽天証券の「MarketSpeed2」や、SBI証券の「HYPER SBI2」が使いやすく機能も充実しているツールです。
楽天証券のMarketSpeed2はアルゴ取引というプロの投資家が利用するような5種類の複雑な注文を発注することができます。また、取引に必要な情報が1画面に集中しており、初心者の方でも利用しやすい個別銘柄情報の画面になっています。各種テクニカル指標も利用でき、5種類まで重ね表示することもできます。
SBI証券のHYPER SBI2では自分好みの画面配置を設定することができます。マーケットサマリー情報やマーケットニュースを見やすく設定しておけば、HYPER SBI2を開いておいて、ヘッドラインニュースをチェックするといった使い方もできます。もちろん各種テクニカル指標なども利用できます。
テクニカル指標
価格や出来高の推移をグラフ化したチャートの形状などから、将来の値動きを予想するテクニカル分析で使われる指標。
相場の流れを判断するトレンド系指標と買われ過ぎや売られ過ぎを判断するオシレーター系指標があります。トレンド系指標には移動平均線や一目均衡表、ボリンジャーバンドなどがあります。オシレーター系指標にはRSIやストキャスティックス、サイコロジカルラインなどかあります。一般にトレンド系指標は順張り、オシレーター系指標は逆張りの投資手法で用いられます。引用元:大和証券
\手数料は業界最低水準/
家族で複数口座を持つとIPOの当選確率が上がる?
家族で複数の口座を保有することもできます。そうする場合は、同じ証券会社の口座を家族2人で1つずつ、計2つ(例えば、楽天証券の口座を2つ)保有することも可能です。
家族で口座を複数持つ1つ目のメリットは、IPOの当選の確率を上げることができることです。家族の人数分申し込めば、その分当選確率を上げることが可能です。
2つ目のメリットは投資する企業によってはお得に株主優待がもらえることです。100株で株主優待を受けられる企業の場合、300株を自分1人で持っていたとしても受け取れる株主優待は1つだけですが、3人家族全員が開設して100株ずつ投資した場合には株主優待は3つに増えます。
未成年口座がある証券会社であれば学生など未成年の方でも証券口座を作れるので、子どもがいるご家庭はぜひ活用しましょう。ただし、仮名や借名での取引は禁止されているので注意してください。
学生でも作れるおすすめ証券会社ランキング
FAQ
1つの証券会社で複数の口座を持つことはできるの?
1つの証券会社につき、1人1つしか口座を開設することはできません。
持っているだけでお得な証券口座は?
持っているだけでお得な証券口座は楽天証券です。楽天証券は口座を開設するだけで日経新聞やバロンズ・ダイジェストを無料で読むことができます。楽天ポイントが貯まるお得なキャンペーンも随時実施しているため、お得になるタイミングでの取引もしやすい証券会社です。
複数の口座を持つことのメリットは?
各証券会社のサービスを利用できるため、用途に応じた使い分けができるようになります。
ある会社で取り扱いのない商品が他の会社では投資対象になっている場合もあるため、投資できる幅が広がると言えるでしょう。
また、複数の証券会社からIPO(新規公開株)の抽選に申し込めるので当選確率を上げることができます。
一般NISA口座とつみたてNISA口座をそれぞれ作ることはできる?
一般NISA口座とつみたてNISA口座は1人につきどちらか片方の口座しか開設できません。
もし一般NISAからつみたてNISA、つみたてNISAから一般NISAに口座を変えたいという場合は改めて区分変更の手続きを取る必要があります。