職場
(画像=PIXTA)

女性の役員登用を進め多様な価値観を経営に活かせ

日本の企業、特に金融機関の経営陣には女性が不足している。多様な人材の価値観を取り入れることなくして経営の変革は難しい。〝お飾り〟ではない、生え抜きの女性役員が必要だろう。

昭和の時代、私が入った銀行の新人研修は、男性なら1カ月かけるのに、女性は1泊2日でお茶出しや端末操作を覚える程度のものだった。女性の私がこの差に意見を述べても「業務内容の違い」を理由にかわされた。

1986年、男女雇用機会均等法の施行時に「融資や渉外への係替え希望」を申し出ても「まだ内部と窓口」と断られ、係替えの夢が叶ったのは役席になってからだ。

役席になっても、不公平を強く感じた〝事件〟がある。前期の業績が振るわなかった男性部下の評価をワンランク下げたところ、支店長から呼び出されこう言われた。

「君の評価は当然ではある。しかし、妻も子どももいる男性には、少なくても前回同様の評価にすることを覚えておいてほしい」

男女で同等の評価でないことは知っていたが、衝撃は大きかった。「やっぱり女性軽視」「これが銀行の風土?」と思いつつ、「私が風土を変える人間にならねば」と気持ちを切り替えた…。

増えた女性役員だが大半は社外から…