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(画像=PIXTA)

地域金融機関の若き現役役員が示す、新時代の行職員のあり方&キャリアデザインのヒント

本連載ではこれまで様々な切り口で、金融機関という業種の特性や組織に内在するリソースなどが、皆さんの知識拡充・経験の蓄積に非常に有益であり、その結果として皆さんのキャリアの可能性が広がるはずだ―ということについて述べてきた。

前回に引き続き本稿においても、より皆さんの気づきや捉え方へ訴求することを目的に、金融機関という職場が「皆さんにとっての成長を促進する環境である」ということについて、また別の角度から話をしたいと思う。

こんなことを考えたことはあるだろうか。皆さんが働く金融機関で「売っている」ものとは何か、ということだ。どのような業種の事業であっても、別の第三者に対して、商品やサービスを通じて一定の価値を提供し、その対価を受け取ることによって事業活動が営まれている。

営業・渉外活動を行っている皆さんは日々何を提供している・何を売っているのだろうか。例えば預金商品なら「普通預金」や決済性の「決済性普通預金」、「当座預金」、そして総体的に利回りのある「定期預金」や「定期積金」といった商品だろう。融資なら様々な事業性融資商品に加え、「住宅ローン」「消費者ローン」といったローン商品だろうか。ほかにも種々の商品やサービスが存在すると思うが、ほとんどの金融機関においてはこれが基本かと思う。

形がない・違いがない金融商品をどう売ればよい?