FX取引に興味があるなら、スキャルピングで利益をあげることに憧れを持つ人も多いだろう。

この記事では、スキャルピングというトレードスタイルの特徴やメリットを解説する。また、スキャルピングで勝つコツや初心者が陥りがちな注意点、FX会社選びのポイントをわかりやすく紹介する。

FXのスキャルピングとは?

fx,スキャルピング
(画像=PIXTA)

FXは、二国間の通貨を売買し、為替差益や金利差収入(スワップポイント)を得ることを目指す投資手法だ。

FXにはさまざまなトレードスタイルがある。スキャルピングはその中でも、最も短期間で利益を出すことを目指すトレードスタイルをいう。スキャルピングでは、数秒間から数分間というほんの一瞬の値動きを追いかけ、為替差益を狙う。数秒間から数分間で1つのトレードが終わるため、長く通貨ペアを保有することがない。判断の瞬発力で勝負するトレードスタイルともいえるだろう。

その分、売買回数はどのトレードスタイルよりも多く、1日に100回以上売買を繰り返すこともある。小さな利幅で少しずつ利益を積み重ねていくのがスキャルピングの手法だ。

スキャルピングにおすすめなFX会社は下記である。

FX会社 米ドル/円
スプレッド
スキャルピング
公認/禁止
FXおすすめ口座1位1位
スプレッド最安クラス SBI FXトレード
0.09銭
公認
FXおすすめ口座2位2位
スキャルピング公認
プライムbyGMO
0.3銭
公認
FXおすすめ口座3位3位
DMM FX
0.1銭 禁止
4位
light fx
0.2銭 禁止
5位 YJFX 0.2銭 禁止
※SBI FXトレードは1~1000通貨取引でのスプレッド
※2021年1月現在
FX会社 スプレッド スキャルピング
公認/禁止
公式サイト
米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円
FXおすすめ口座1位1位
スプレッド最安クラス SBI FXトレード
0.09銭 0.28銭 0.5銭
公認
FXおすすめ口座2位2位
スキャルピング公認
プライムbyGMO
0.3銭 0.6銭 1.1銭
公認
FXおすすめ口座3位3位
DMM FX
0.1銭 0.3銭 0.6銭 禁止
4位
light fx
0.2銭 0.3銭 0.5銭 禁止
5位 YJFX 0.2銭 0.5銭 1.0銭 禁止
※SBI FXトレードは1~1000通貨取引でのスプレッド
※2021年1月現在

スキャルピング以外のトレード方法との違いは?

FXのトレードスタイルは、通貨ペアを保有する時間によって大別される。最も通貨ペアを保有する時間が短いのが、スキャルピングだ。続いて、デイトレード・スイングトレード・長期トレードの順に通貨ペアを保有する期間が延びていく。

値動きが激しく予測が難しいFXでは、通貨ペアを保有する期間が長くなるほど、リスクが高くなると考えられる。そのため、1回あたりのトレードで最もリスクを抑えられるのはスキャルピングで、デイトレード・スイングトレード・長期トレードの順にリスクが高くなっていく。

一方で、得られる利益もリスクと比例するといえるだろう。スキャルピングでは、1回のトレードで狙える利益は小さいが、デイトレード・スイングトレード・長期トレードの順に狙える利益も大きくなっていく

そのため、通貨ペアを保有する時間が短いほどトレード回数を増やし、利益を積み重ねていくことになる。トレード回数はスキャルピングが最も多く、デイトレード・スイングトレード・長期トレードの順にトレード回数は減っていく。

スキャルピング以外のトレードスタイルについても、簡単にまとめておくと以下のようになる。

スキャルピング画像

デイトレード

数分から数時間にわたって通貨ペアを保有し、為替差益を狙うトレードスタイル。1日の間にすべて決済するため、通貨を保有したまま眠るといったことがない。本業で忙しくてもスキマ時間に取り組みやすいトレードスタイルといえる。

スイングトレード

数日から数週間にわたって通貨ペアを保有し、為替差益や金利差収入(スワップポイント)を狙うトレードスタイル。決済せず通貨ペアを保有したまま眠ることになるため、ストレスがかかる場合もある。決済せずに週末を迎える場合、週末リスクにも注意が必要。

長期トレード(ポジショントレード/スワップトレード)

数週間から数年間にわたって通貨ペアを保有し、為替差益や金利差収入(スワップポイント)を狙うトレードスタイル。長く通貨ペアを保有し続けるため、他のトレードスタイルと比較して、ハイリスク・ハイリターンといえる。金利差収入(スワップポイント)を主目的とする場合、スワップトレードと呼ばれる。

FXのスキャルピングの2つのメリット

続いて、スキャルピングのメリットを2つ紹介する。スキャルピングに興味がある人は、自分に合っているか確かめてみよう。

FXのスキャルピングの2つのメリット

①トレードチャンスが多く、資金効率がいい

②リスクを抑えたトレードができ、精神的な負担が少ない

①トレードチャンスが多く、資金効率がいい

スキャルピングでは、数秒から数十秒、数分の間に通貨の売買を行う。そのため、トレードチャンスが多く、短期集中で取り組めるのが特長だ。

少額の資金を回転させることで利益を狙うスキャルピングは、資金効率がいい投資手法ともいえる。うまくいけば、短期間で大きく資産を増やせる可能性がある。また、少額からでもスタートできるのもスキャルピングの魅力だ。

スキャルピングは、瞬間の判断力に自信がある人や、一日のうち一定の時間に集中して利益をあげたい人に向いているといえるだろう。

②リスクを抑えたトレードができ、精神的な負担が少ない

スキャルピングでは、数秒から数十秒、数分の間に通貨をすべて決済してしまう。

値動きの激しいFXでは、通貨ペアを保有し続けることは、精神的に大きな負担になることが少なくない。たとえば、眠っている時や食事をしている時、仕事をしている時も、値動きが気になって本業や私生活に支障をきたしてしまうケースもあるほどだ。

その点スキャルピングでは、1日のうち数時間トレードに集中すれば、その他の時間はストレスなく過ごせるというメリットがある。通貨ペアを保有していないため、仕事にしろ趣味にしろ、心置きなく楽しむことができる。精神的な負担が少なく、トレード時間を仕事やプライベートの時間と区切れるという点は、大きなメリットだろう。

凍結リスクに注意!スキャルピングが禁止されているFX会社もある?

スキャルピングで注意しなければならないのが、FX会社によってはスキャルピングが禁止されているケースがあることだ。

スキャルピングが禁止される背景には、FX会社が損失をこうむる可能性がある、取引量が増えすぎてサーバーが重くなる、といった理由がある。

スキャルピングが禁止されているFX会社でスキャルピングをすると、口座が凍結されてしまうリスクもあるため、十分注意したい。

スキャルピングにピッタリなFX会社の選び方は?

スキャルピングをするなら、まずはスキャルピングを公認しているFX会社を選ぶと安心だ。

その上で、スプレッドが狭いFX会社を選ぶべきだろう。スプレッドとは、トレードで発生する実質的な手数料のことだ。スキャルピングでは1回のトレード時間が短い分、トレード回数を稼ぐ必要があり、そうなるとスプレッドがどんどん積み重なっていく。スキャルピングでは、スプレッドは狭いに越したことはない。

また、約定力のあるFX会社を選びたい。約定力とは、注文した価格で売買を成立させる力のことだ。サーバーの処理能力の高さや、金融機関とのつながりによって、約定力には差が生まれる。スキャルピングでは一瞬の差が得をするか損をするかにかかわってくるため、約定力の高いFX会社が安心だ。

スキャルピングにおすすめのFX会社

FX会社 スプレッド ポイント 公式サイト
米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円
FXおすすめ口座1位1位
スプレッド最安クラス SBI FXトレード
0.09銭 0.28銭 0.5銭 1通貨から取引可能
FXおすすめ口座2位2位
スキャルピング公認
プライムbyGMO
0.3銭 0.6銭 1.1銭 自動売買ツールが優秀
FXおすすめ口座3位3位
ヒロセ通商
0.2銭 0.5銭 1.0銭 取引通貨ペア業界最多
4位
セントラル
0.2銭 0.4銭 0.9銭 マーケット情報が豊富
※SBI FXトレードは1~1000通貨取引でのスプレッド
※2021年11月現在
FX会社 ポイント スプレッド
米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円
FXおすすめ口座1位1位
スプレッド最安クラス SBI FXトレード
1通貨から取引可能 0.09銭 0.28銭 0.5銭
FXおすすめ口座2位2位
プライムbyGMO
自動売買ツールが優秀 0.3銭 0.6銭 1.1銭
FXおすすめ口座3位3位
ヒロセ通商
取引通貨ペア業界最多 0.2銭 0.5銭 1.0銭
4位
セントラル
マーケット情報が豊富 0.2銭 0.4銭 0.9銭
※SBI FXトレードは1~1000通貨取引でのスプレッド
※2021年1月現在

SBI FXトレード

SBI FXトレードはスキャルピングにおすすめのFX会社である。SBI FXトレードはスプレッドが業界最狭水準であり、手数料を気にすることなく取引が可能である。また通貨ペアも34ペアと豊富である。

今なら5回以上の取引で5,000円のキャッシュバックキャンペーン実施中。

FXプライムbyGMO

強靭なFXサーバーを持ち、約定力が高いことに定評のあるFX会社。また、スキャルピングを認めていることから、スキャルピングをするトレーダーの数も多いと推測される。アプリには連続注文ができる「ハイスピード注文」という機能がある。

ヒロセ通商

スキャルピングを認めており、パソコン・スマートフォンのアプリからはスキャルピングに特化した「クイック注文」ができる。

ヒロセ通商の通貨ペア数は業界最多で、50ペアも存在しており、あらゆる通貨でスキャルピングが可能である。

また黒毛和牛のプレゼントやピザのプレゼントなど豊富なキャンペーンと各通貨ペアのキャッシュバック企画が充実しているのもうれしいポイントだ。

セントラル短資FX

スキャルピングを認めており、スキャルピングに最適な「スピード注文」機能がある。通貨ペアごとに注文パターンを設定すれば、1クリックで発注できる。

またセントラル短資FXのスプレッドも業界最高水準であるため、手数料を気にせず、スキャルピング取引が行える。

FXのスキャルピングで勝つポイント

小さな利幅で勝ちを積み重ねる

スキャルピングでは、大きなリターンを狙うのではなく、小さな利幅での勝ちを積み重ねていくことが重要だ。大金をつぎ込んで大きなリターンを狙うのはスキャルピングに適したやり方ではない。

まずは少額を投じ、損失を許容できる範囲でトレードをスタートしたい。経験を積んでから、少しずつ取引数量を増やせば、自然と利幅も大きくなっていく。淡々とトレードを繰り返す忍耐力が、FXのスキャルピングで勝つポイントだ。

スプレッドの狭い通貨ペアを選ぶ

スプレッドとは、通貨の売値と買値の差のことで、FXトレードにおける実質的な手数料となる。トレード回数の多いスキャルピングでは、スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶことが重要だ。スプレッドが広い通貨ペアを選んでしまうと、利益以上に手数料がかさんでしまうリスクがある。

一般的に、取引量の多い通貨ほどスプレッドが狭い傾向がある。そのため、まずは「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」といったスプレッドが狭く取引量の多い通貨ペアからスタートしたい。

損切ルールを徹底する

損切ができないと、損失がふくらんでしまう原因になる。特にスキャルピングでは、一度の大きな損失で、それまでの数十回の勝ちが一瞬にして吹き飛んでしまうこともある。損切ポイントをあらかじめ設定し、損切ポイントになったら躊躇なく決済する決断力を持つことがFXのスキャルピングで勝つポイントだろう。

FXのスキャルピングをするなら「ポジポジ病」に注意

「ポジポジ病」とは、つい通貨を保有し、ポジションを持ってしまう心理状態のことだ。FX初心者が陥りがちな心理状態で、スキャルピングをするなら特に「ポジポジ病」には注意が必要だ。

FXで利益をあげるには、チャンスがくるまでじっと機を待つ姿勢が大切だ。通貨を保有していないと落ち着かず、すぐに買い注文を出してしまうようでは、安定的に利益を積み重ねることができない。特に損失を出したあとは、「損した分を早く取り返したい」という心理が働き、「ポジポジ病」になりがちだ。損失を出した時こそ冷静になり、「ポジポジ病」に陥っていないか、自分自身をかえりみるようにしたい。

「ポジポジ病」に陥っていると気づいた時は、一旦トレードから離れることも大切だ。コーヒーを飲んだり、散歩に出たりして、気持ちを落ち着けてからトレードに戻るようにしたい。

FXのスキャルピングは、豊富な経験と知識が必要

FXのスキャルピングでは、一瞬で値動きを予測し、売り・買いの判断をしなければならない。そのため、豊富な経験と知識が必要とされるトレードスタイルだ。スキャルピングで勝つには、決断力・瞬発力・集中力に加え、チャート分析の手法を学ぶ理解力やトレードをコツコツと継続する忍耐力が必要とされる。

スキャルピングは、簡単なトレードスタイルではない。しかし、それゆえに、適性のある人がスキャルピングで勝つコツを身につければ、短時間で大きな利益を狙うことも可能だ。まずは少額からスタートし、経験を積みながらスキャルピングの腕を磨いていくといいだろう。

FXのスキャルピングの2つのデメリット

FXのスキャルピングでは上記のメリットがある。ただし、以下のデメリットがあることをおさえておきたい。

・取引回数が多いため集中力が欠かせない

・トレード経験がそのまま損益に影響される

それぞれを解説していこう。

取引回数が多いため集中力が欠かせない

スキャルピングは1日の中で何度も売買の注文を行うトレードスタイルだ。多いときでは1日につき100回以上の売買を繰り返すことも。ポジションを保有して売却するまでの時間が短いため、そこまで難しい取引ではないように感じるはずだ。

だが、値動きに合わせた瞬発力や集中力が必要となる。一瞬で売買のタイミングを決めなければならないので、判断力も不可欠な要素だ。

また、損失が出た場合でもすぐに切り替えなければならないため、精神的な負担も大きいだろう。損失を取り戻すためにレバレッジを高く設定してしまい、思わぬ損失を招く可能性もある。

体力や集中力に自信がない方には、あまりおすすめできないトレードスタイルと言えよう。

トレード経験がそのまま損益に影響される

トレード経験がそのまま損益に影響されることもスキャルピングのデメリットとして挙げられる。なぜなら、スキャルピングでは売買の判断を瞬時に行わなければならないため、値動きを読む力やトレードの判断力が直接結果に表れるからだ。

大きい上昇トレンドを読めていたとしても数秒後、数分後の値動きを読むことは、ある程度の経験がないと難しいだろう。デイトレード、スイングトレードなど他のトレードスタイルで経験を経験を積んでから、スキャルピングにチャレンジしたほうがよいはずだ。

また、スキャルピングでは長期的に利益が出るように自身の取引ルールを決めて、感情的にエントリーしないことをおすすめする。

まとめ

この記事ではFXのスキャルピングについて解説した。

スキャルピングは超短期間で取引を行い、利益を狙うトレードスタイルである。

そして「トレードチャンスが多く、資金効率がよい」「リスクを抑えたトレードができ、精神的な負担が少ない」というメリットをおさえておきたい。

ただし、スキャルピングが禁止されているFX会社もあるため、FX会社の口座を開設する際には注意してほしい。さらに、なるべくスプレッドが狭いFX会社を選ぶことで取引コストを抑えられる。

また、スキャルピングは値動きを瞬時に予測し、売買の判断をしなければならないため、他のトレードスタイルより集中力や判断力が必要である。

デイトレードやスイングトレードで経験を積んでから、スキャルピングにチャレンジするとよいはずだ。