コロナ,経済
(画像=PIXTA)

【ケース4】近年は業績が低調で初回の融資を新事業に充てたが収益化に至っていない取引先

損益分岐点分析で赤字要因を特定し事業性評価の観点で融資を検討

本ケースの取引先は、新事業で思うように稼げず、二度目の融資を必要としている。担当者は、新事業が収益化できない要因を把握しよう。その要因が売上不振なのか、コスト面にあるのかで対策は異なる。検討の手順を見てみよう。

最初に新事業の損益分岐点を確認する。コストを固定費・変動費に分けて(固変分解)、売上と比較することで損益分岐点を導き出す。これにより、コスト構造には問題がなく売上を増やせばよいのか、コスト構造を変えるべきなのかが明確にできる。

新事業が収益化できない要因を把握したら、次に修正計画を策定してもらう。ここでポイントとなるのは、目標達成に必要となる定量的な指標(KPI)を定めることだ。

例えばコストに問題があるなら、「従業員一人当たりの通信費を5%削減する」「A社向けの販促費を10%削減する」といった定量的な指標を設定してもらうことで、修正計画を進めやすくなる。

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