コロナ,経済
(画像=PIXTA)

【ケース5】初回は余裕を持って借りたがコロナ禍長期化で資金が流出し改めて手元資金を厚くしたい取引先

当初の資金繰り計画と実績を比較し事業・財務の両面で資金計画を再整理

コロナ禍が長期化して先行きの不透明感が高まっているため、もう一度融資を受けて手元流動性を厚めに確保しようと考える取引先は少なくないだろう。

このようなケースでは、初回の融資実行時の計画と対比して現状のキャッシュポジションを把握する。資金繰り実績表と融資実行時に提出を受けた資金繰り予定表とを比べ、事業面と財務面に分けて要因を探る。

事業面では、オンライン営業・販売などによる非対面化や、来店客との非接触化などコロナ対策をとりながら販売の維持・強化を実行しているかチェックしよう。財務面では、在庫削減策や売上債権の回収・管理体制の強化など、所要運転資金を圧縮する対策の実行度合いを検証したい。

このように事業・財務の両面で資金繰り圧迫要因を探り、改善策を修正計画に反映してもらったうえで、二度目の融資を検討する。

初回の融資時には、詳細な資金繰り表を作成していなかった取引先もあるだろう。自行庫の書式を提供する、あるいは日本政策金融公庫のホームページで公開されている資金繰り表の様式や記載要領を参考にしてもらうとよい。

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