金融,営業
(画像=PIXTA)

コロナ融資で取引先の延命図るも引当に頭を抱える。

地域金融機関で、信用コストに対する警戒感が強まっている。新型コロナウイルス感染症の影響が出てから初めての決算となった2020年度中間決算では、上場している地方銀行・第二地方銀行78社の信用コストを示す与信費用は1411億円。前年同期比で25%増えた。この上昇幅をむしろ低すぎると警戒する声が出ている。

金融機関の信用コストは貸倒引当金の計上などによる損失の合計であり、決算に強い影響を与える。金融機関の債権格付けが下がったり回収不能となって償却したりすれば信用コストは膨らむため、この数字は融資先の状態を映す鏡ともいえるだろう。

今回の中間決算を見れば信用コストが増えていることが分かるのだが、金融機関は取引先の資金繰りを制度融資で手当てし、その場合は新型コロナの特例として格付けも据え置くという対応が少なくない。