
(画像=PIXTA)
いま金融機関が抱える重要テーマに「若いお客様との取引」がある。若いお客様はスマートフォンやパソコンで手続きを済ませることが多い。資産運用について興味があってもわざわざ営業店に足を運ぶ人は少なく、取引する機会は限られている。特に地方では若者が都市部や県外に流出しており、その傾向が強い。
それに付随して「預金流出」の問題もある。親であるお客様に相続が発生すると、子どもがすでに取引している都市部の金融機関に、預金や投資信託などの金融資産も流れていってしまうのだ。
長期的にみれば、見込客や資金需要が減少していると言っても過言ではない。