
(画像=PIXTA)
Q 入居が2年後になるマンションを購入予定です。ただ住宅ローンの金利は入居時に決まると言われ、返済額が増えないか心配です。何か対策はありますか。
A 2年後には金利が上昇している可能性もあります。引渡しまでの期間が長い物件を取得されるなら、金利上昇に備え余裕をもった返済計画をお立てください。
マンションなどの購入契約を結んだお客様は、その場で提携金融機関に住宅ローンを申し込むことが多いが、このときの住宅ローンの適用金利は申込日時点のものではない。お客様が物件の引渡しを受けて、正式に金銭消費貸借契約を締結、融資が実行されるときの金利が原則として適用される。
即入居可能な物件なら、住宅ローン申込みから金銭消費貸借契約の締結まで期間が空かないため金利の変化を気にする必要はないが、中には売出しから入居可能日までの期間が長い物件もある。
例えば、総戸数が1000戸を超えるようなマンションだと、購入契約から入居可能日までの期間が2年、場合によっては3年以上先になるケースもある。
その間に経済環境が変わり、金利が大きく変化する可能性もある。金利が下がればよいが、上がったときには返済計画に影響が出かねないのだ。