毎日アクティブに仕事をこなすビジネスパーソン。ときおり目の奥に痛みを覚えたり、かすみ目があったりとしても、「目が疲れているな」と感じるだけで、忙しさを理由に、つい放置していませんか?じつはこの目の疲れは放置していると、全身に症状が広がることがあります。この記事では、30代のビジネスパーソン向けに、知らないと怖い目のリスクを解説します。仕事やプライベートでパソコンやスマホを見ることが多い人は特に注意して読んでみてください。

目のトラブルを放置すると全身に症状が広がるリスクも

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参天製薬株式会社が実施した「『疲れ目』に関する意識・実態調査(2018年)」によると、73%が「目の疲れが、日常生活に影響をおよぼすことがある」と回答しています。具体的には、家事や仕事のやる気・集中力が出ない、頭痛がする、車の運転に支障が出るといった声が挙がっています。

医学的にも、目の疲れを放置すると全身症状が現れる可能性があることが指摘されています。また、イライラや無気力感などの心の症状が現れることも。「目の疲れ」「目の乾き」「涙が出る」といった目のトラブルを放置せず、早めに対策をすることが大切です。

30代が気をつけたい代表的な4つの目のリスク

続いて、働き盛りの30代ビジネスパーソンが気をつけたい代表的な目のリスクを4つ紹介していきます。

●ビジネスパーソンの目のリスク1:ドライアイ

ドライアイとは、眼球の表面にある角膜や結膜が乾燥する病気です。コンタクトレンズを使っていたり、長時間パソコンやスマートフォンを使用したりしていると、ドライアイになるリスクが高まります。

症状が進行すると、目がかすんだり、ごろごろするなどの不快感が現れたりします。眼球を守る涙の量や質が低下するため、目の表面が傷つきやすくなり、傷から感染症になってしまったり、痛みを覚えたりすることもあります。場合によっては視力の低下もあり得ます。

●ビジネスパーソンの目のリスク2: VDT症候群

VDT症候群は、長時間にわたってパソコン作業をすることで、目や全身に症状が現れる病気のことです。別名「IT眼症」「テクノストレス眼症」と呼ばれています。

VDT症候群では、視界がぼやける、物が二重に見える、充血やまぶたの痙攣といった目の症状に加え、手や指のしびれ、食欲不振、吐き気、腰痛といったさまざまな全身症状が出ることがあります。

●ビジネスパーソンの目のリスク3:眼精疲労

日常的に目の疲れを感じることは、誰にでもあることです。しかし、症状がしつこく続いたり、目以外にも症状が現れたりすることがあります。これを眼精疲労と呼びます。眼精疲労になると、自然治癒することはありません。治療するまで、頭痛やめまい、吐き気、全身倦怠感といった不調が続きます。

●ビジネスパーソンの目のリスク4:緑内障

緑内障は失明原因第1位といわれている怖い病気です。緑内障では、視野がだんだん狭くなっていきますが、人間は両目で見ているため視野の欠損になかなか気づけません。そのため、知らぬ間に症状が進行してしまうことが多いのです。

緑内障では、治療で進行を遅らせることはできますが、欠けた視野を取り戻すことはできません。そのため、少しでも早期発見し、早めに治療を始めることが重要です。

目の病気が仕事や私生活に及ぼす深刻な影響

ビジネスパーソンに起こりやすい代表的な目のリスクについて解説をしてきました。目のトラブルは、身近でよくあるもの、という印象ですが、じつは目にとどまらず全身に及んだり、気づいたときには視力の低下や失明などの大きなリスクにつながることがわかります。では、もしこれらの目の病気が発症したら、仕事や生活にどんな影響が及ぶのでしょうか。確認していきましょう。

●目の病気で仕事に支障をきたすことも

「目が疲れている」「目がかすむことがある」「涙が頻繁に出る」といった目の違和感を放置するのは危険です。目の違和感を放置すると、全身に症状が広がるリスクがあります。そして、全身に症状が広がってしまうと、簡単に症状を取り除くことはできません。

もしも目がかすむ、物が二重に見える、目が痛いといった症状が現れたら、デスクワークを十分にこなすことができません。場合によっては、会社に掛け合い、配置換えを希望せざるを得ないこともあるでしょう。これまでと同じ仕事量をこなせなくなったり、ミスが増えたりすることで、職場で孤立感を深めてしまうこともあります。

さらに進んで、頭痛や腰痛、全身倦怠感といった症状が表れたら、出社したり人と会話したりする時にも影響が出てきます。つらい症状があると、日常動作でもしんどく感じたり、人と話す時うまく笑えなかったりします。

こういったできごとの積み重ねで、人間関係に支障をきたし、場合によっては心の調子を崩してしまうこともあり得ます。休職するとなると、経済的な問題も生じます。

●目の病気を放置するとQOLが下がる

仕事だけでなく、日常生活にも深刻な影響があります。

食欲不振や吐き気といった症状が現れると、食事の時間を楽しめなくなります。また、頭痛や腰痛、全身倦怠感といった症状がひどいと、休日に家族と出かけることもできません。友人からの食事や趣味の集いへの誘いも断ることになり、疎遠になってしまうこともあるでしょう。

また、目の疲れからくるさまざまな症状で仕事に支障が出れば、生涯所得も影響を受けます。そうすれば、マイホームの購入、子どもの教育費、両親の介護費用、自分たちの老後の生活など、さまざまな場面で影響が出ることになります。

こうして見ると、目の病気はあなどれません。症状がひどくなると、日常生活のQOLを下げる結果となるのです。あらためて、目の健康については注意する必要がありそうです。

30代からの健康投資で見えないリスクに備える

30代のビジネスパーソンは最前線で活躍しているため、多忙を極めます。自分自身の健康のことはつい後回しにしてしまいがちかもしれません。しかし、30代のうちから健康リスクは少しずつ忍び寄ってきています。30代のうちに健康リスクについて正しい知識を身につけ、必要な健康投資を始めましょう。

目のトラブルに対しては、十分な睡眠をとり、定期的に運動するなど、ディスプレイから目を離す時間を作ることが重要です。また、緑内障のように自覚症状が少なく、気づくと大きなトラブルになる病気もあります。定期的な健康診断をしっかり受け、必要に応じて、専門医にも定期的に診てもらうなど、時間と予算の投資も行うようにしましょう。

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