金融,ビジネス
(画像=PIXTA)

やる気の出ない部下への対応方法を考える③

継続的に声をかけ側面支援する

前回、部下のやる気が出ない主な原因となる5つの事例のうち、「自行庫の将来に不安がある」「目標が経営理念と整合していない」の2事例を紹介した。今回は残り3つの事例を見ていこう。

【事例3】目標が達成できない

目標が達成できないと自信を失い次第にやる気がなくなってくる。このような部下に対して支店長は、直属上司とともに未達状況を詳しく確認し、目標達成への道筋がつくよう具体的にアドバイスを行う。そして同行訪問等によって側面支援する。

支店長も直属上司もプレイングマネージャー化しているため多忙である。それでも「進捗状況はどう?」「何かサポートしてほしいことはある?」など、継続的に声をかけ支援していく。

支店長と部下との関係は、上下関係ではなく、ともに同じ目標に向かって働く仲間同士の「信頼関係」である。抽象的に「もっと考えて行動すれば成果は必ず上がる」「訪問が足りない。もっと汗を流せ」などと突き放してはいけない。何の助けにもならないし、かえってお互いの信頼関係が傷つくだけだ。

【期初に目標の妥当性をお互いにチェックする】――特に重要目標項目については、担当エリアや取引先構成、過去の実績、手持ち材料、経験やスキルなどと比較し、「背伸び」(ストレッチ)すれば達成可能かどうか、期初に必ず部下および直属上司と一緒にその妥当性をチェックし、お互い納得したうえで取り組むことが不可欠である。

何の会話もなく目標を「押しつける」ようなことがあれば、部下は本気になれず結果は限定的となる。

部下の承認欲求を満たすねぎらいの言葉を