コロナ禍における自粛生活やテレワークの影響で肥満 の人が増加傾向にあります。肥満は、生命に危険が及ぶ病気のリスクを高めるため、健康寿命に大きな影響を及ぼします。体重が増加し続けている人は、生活習慣を今すぐ見直す必要があるでしょう。

今回は、コロナ太りの原因や肥満が健康寿命に及ぼす影響、肥満の解消法を紹介します。

コロナの影響で増える肥満

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(画像=PIXTA)

コロナ禍で肥満の人が増えている理由は「自粛生活とテレワークが原因で歩く機会が減少したため」と推測できます。例えば毎日職場との往復で1キロメートル歩いていた人が完全テレワークに移行した場合は、歩行距離が1ヵ月あたり約30キロメートルも短くなるのです。歩行距離が減ると消費カロリーも減るため、これまで通りの食生活を継続していると体重が増えてしまうリスクが高まります。

また体重が気になるときに覚えておきたいのが基礎代謝量です。基礎代謝量とは、安静時に生命維持のために消費されるエネルギー代謝量のことで、多いほどに痩せやすく少ないほどに太りやすくなります。同じ姿勢でデスクワークを続けたり、階段の昇り降りがなくなったりすると筋肉が減少することで基礎代謝量も減少しがちになります。

このようにコロナ禍では、平常時よりも太りやすい環境下に身を置かざるを得ないため、「これまで通りの生活習慣では太ってしまう」という人もいるのではないでしょうか。また、ある程度自由なタイミングで食事ができることで、食事の量や回数が増えることも肥満の原因の一つになります。

健康寿命 に大きな影響を及ぼす肥満の脅威

肥満は、糖尿病や高血圧、脂質異常症などのリスク要因です。例えば肥満になると血糖値を下げるインスリンの効き目が悪くなり、すい臓はより多くのインスリンを分泌した結果、すい臓が疲弊してインスリンの分泌が慢性的に低下し糖尿病の発症につながる恐れがあります。また肥満かつ糖尿病・高血圧・脂質異常症のいずれか2つを合併している状態がメタボリックシンドロームです。

心筋梗塞や脳梗塞のリスクが非常に高くなるため、注意が必要です。さらに肥満は食道がんや大腸がん、乳がんなどのリスクを上げる要因でもあります。このように肥満になった時点で心筋梗塞や脳梗塞、がんなど生命にかかわる複数の病気のリスクが上がってしまうのです。また肥満の状態では全身に炎症が起きやすいため、歯周病を発症しやすくなるともいわれています。

歯周病は、虫歯と同じく歯を失うことにつながる病気です。歯を失うと健康的な食事が摂取できなくなるため、生活の質を大きく落としてしまう可能性があります。入れ歯やブリッジなどで歯を補うにしても天然歯と同じ噛み心地は取り戻せないため、食事の楽しみが失われる恐れがあるのです。このように肥満は、心身の健康に悪影響を及ぼす大きな要因となりかねません。

そのためコロナ禍になってから体重が増えている人は今すぐ対策を始めることが大切です。

生活習慣の改善で肥満を防ぐ

消費カロリーに対して摂取カロリーが多い状態では、中性脂肪が蓄えられて太ってしまいます。消費カロリーと摂取カロリーが同程度の状態を保つことで、肥満を予防できます。すでに体重が増え始めている場合は、次の3つの対策で肥満を防ぎましょう。

●摂取カロリーを抑える

コロナの影響でテレワークや自粛生活をする場合、消費カロリーが減少します。そのため食べる量を減らしたり高カロリーな食品を避けたりしなければ、体重が増え続ける可能性が高いでしょう。1日3食、規則正しく食べることを基本に炭水化物や脂質などのエネルギー源を少しだけ減らすことが重要です。それでも体重が増え続ける場合は、さらに減らしてみてください。

ただしタンパク質やビタミン、ミネラルまで減らさないように注意しましょう。

●運動量を増やして効率よく痩せる

食事量を減らすのにも限界があるため、運動で消費カロリーを増やすことも大切です。適度な運動には、糖尿病のリスク低減や基礎代謝の向上が期待できます。自粛生活では、積極的に外に運動しに行くことが難しいかもしれませんが、人がいない時間帯の散歩や自宅での筋力トレーニング、昇降運動などであれば問題ありません。

●ストレスケアで暴飲暴食を防ぐ

自粛生活や慣れないテレワークが原因でストレスがたまり、暴飲暴食してしまうという人もいるでしょう。ストレスをこまめに解消して暴飲暴食を防ぐ必要があります。コロナ禍におけるストレス解消法には、以下のような方法が考えられます。

・良質かつ十分な睡眠をとる
・適度に運動する
・趣味の時間を作る
・外の空気を吸う

上記のうち良質かつ十分な睡眠と適度な運動は、健康ケアにも役立ちます。摂取カロリーの見直しと適度な運動、ストレスケアを続けることでコロナ太りを防げるでしょう。また肥満に見えなくてもウエストが男性85センチメートル以上、女性90センチメートル以上の場合は内臓脂肪型肥満 と診断されます。コロナ太りが気になる人は、内科を受診して診断を受けることがおすすめです。

また内臓脂肪型肥満を早期発見するために定期健診を受けることも重要となります。現在の健康状態がわかれば、行うべき健康対策も見えてくるでしょう。

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