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(画像=PIXTA)

Q 過去の実績が良いことや人気を重視して投資信託を選ぶお客様がいますが、どう対応すればよいですか。

世界の景気、政治、経済の動きは一定ではない。例えば2020年は新型コロナの影響で各市場が大波乱となっていたが、年間を通して考えると、各国の金融政策や財政政策によって高パフォーマンスとなった。

一方、21年は、日本では自民党総裁選や衆院選、アメリカでは新大統領の就任、ドイツではメルケル首相の引退、南米のアルゼンチンとメキシコでは議会選挙、エクアドル・ペルー・チリでは大統領選挙――と様々なイベントが控えており、やはり市場の動向は不透明だ。

こうした要素で基準価額が変動する投資信託を案内する場合、過去の実績は参考になるもののそれが将来の値動きを保証するものではないことに注意が必要だ。

図表1はここ3年間のアセットクラスのパフォーマンスランキング、図表2はここ3年の主要為替の動向である。これを見ると、過去の実績や人気をもとに投資信託を選んでも、その後のパフォーマンスが良いとは限らないということが分かるだろう。投資信託は「過去を買うもの」ではないのだ。