相続
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【異例なケース】
9. 音信不通の人がいる旨を伝えられた…

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遺産分割の手続きは相続人全員が揃ったうえで話し合い、合意を得なければなりません。つまり相続人の中に音信不通の人がいる場合には、全員で遺産分割協議をすることができず、手続きを進めることができません。このような場合には以下の2つの方法をとることになります。

①失踪宣告の手続き

まず「失踪宣告」を行い、所在不明者が死亡したものとします。その後、不明者の法定相続人がその地位承継者として遺産分割協議に参加して手続きを行う方法です。失踪宣告は所在不明者が7年以上行方不明の場合に、家庭裁判所に申し立てることにより審理さ れます。

家庭裁判所における失踪宣告は、申立てから1年以上がかかるとされています。また、失踪宣告は死亡と同様の効果を生じさせるため、失踪宣告が成立した時点で所在不明者の相続も開始されます。なお、死亡したものとみなされるのは失踪から7年を経過した日です。戸籍謄本に失踪宣告に関する記載がされますので、その戸籍謄本を入手し確認しましょう。

もし、失踪宣告を受けた後に生存が判明したときには、家庭裁判所への申立てによって失踪宣告が取り消されます。この場合、失踪宣告がなかったものとみなされ、すでに行われた遺産分割協議は無効となる可能性もあります。

不在者財産管理人は相続人以外から選任