老後資金づくりをいまどう提案するか?
(画像=PIXTA)

本稿では、お客様の世代別に、老後資金づくりのアドバイスのポイントを見ていく。ただし、「この世代はこう」と凝り固まらず、お客様の多様な価値観・ニーズに寄り添うことが肝要だ。

どの世代に対しても丁寧なヒアリングが必要

コロナ禍を機に、働き方や暮らし方など生活者の価値観が変容している。それと同時に、伸展し続ける少子高齢化と相まって、「老後」に対する考え方も多様化が進んでいる。

「老後資金」といえば、20〜30代前後の若手世代にとってはまだ縁遠い話。50代くらいになって、いよいよ心配。という生活者が少し前までは多かったと思うが、今は20〜30代くらいから定年後の老後資金不足が心配で仕方ないという人も多く、50代での早期退職と起業で生涯現役を目指す人も増えているのではないだろうか。

よってFPは、「この世代はこう」と型にはめたアドバイスをするのでなく、世代に関係なくお客様の価値観・ニーズを丁寧にヒアリングしたうえで、寄り添ったアドバイスをすることが求められる。

質の高いアドバイスができるかどうかは、「ヒアリング次第」と考えておくべきだろう。

本稿では、お客様の世代別に老後資金アドバイスのポイントを見ていくが、まずはその本論に入る前に、すべての世代に共通して必要となる、ヒアリングのポイントを押さえておきたい。

ヒアリングすべき3つの重要ポイント