銀行,業務
(画像=PIXTA)

活躍する先輩たちはどんな苦労や努力を経て現職に至った?──皆が気になるキャリアの歩み、仕事への向き合い方に迫ります!

行員として大学院へ通学することで気持ちや意識の更新に役立っています

─木村さんのご経歴、現在の担当業務について教えてください。

2010年に旧東京都民銀行へ入行後、板橋本町支店で個人営業を担当したのち、法人営業も経験しました。16年には五反田支店へ異動し、営業課に配属され法人担当者として活動しました。

19年1月からは、現職である人事部研修グループで人材育成を担当する傍ら、同年4月より業務の一環で事業構想大学院大学に院生として通学しています。

─若手の頃に、業務上悩まれたことはございますか。

個人営業担当時代、高齢のお客様の公正証書遺言の作成サポートをした際、作成後1週間でお客様が亡くなられてしまい、すぐに相続手続きが始まりました。相続人の方が悲しみの中手続きされる姿を目の当たりにしたことで、担当者として「冷静に仕事をこなさければならないのに、どうしても感情移入してしまう」ことに葛藤を覚える日々もありました。

しかし、この経験があったことで「自身の感情に流され業務の質を落としてはいけない」と考えられるようになり、冷静な判断力の重要性を学ぶことができました。

お客様との会話はストーリー形式で話す