投資
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NG事例で学ぶ 投資と相場の基礎知識
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不確実な相場見通しよりも現在の状況が分かる情報を提供しよう

資産運用を仕事にしていると、お客様から様々なアドバイスを求められる。そこで第一に心得るべきは「将来を予想して伝えてはいけない」ということだ。マンガの説明でも、相場変動後にクレームを受けかねない。

もちろんお客様は、外貨建て商品を買うつもりなら為替レートの先行きを、株式メインの投資信託を買うつもりなら日経平均株価やNYダウの見通しを気にしている。それでも担当者は「予想」をお客様に伝えてはならない。

もし「今後は円安が進む見込みです」と伝えたのに円高に進んだら…。「日経平均株価は4万円を見込むのが多くの専門家の見解です」と説明したのに1万5000円になったら…。昨年のコロナの影響を受けた日経平均株価が、そのあとコロナ前の水準を超えるまで回復したことも事前に予測できた人はいないはずだ。「まさか」のことが起きるのがマーケットの世界だ。

本来、投資は自己責任で行うものだが、お客様は、担当者が伝えた予想と違う結果になれば「あの担当者のせいで失敗した!」と思うものだ。せっかく築き上げた信頼関係が一瞬にして崩れてしまう。

PERなどの指標を提示する