確定申告,扶養控除
(画像=PIXTA)

Q 確定申告書とはどういう書類で構成されている?担当者はどう活用すればいいの?

A 決算書など様々な書類から構成され経営に関する情報が読み取れる

確定申告書は、会社が自ら計算した税額を税務署へ申告するために提出する書類だ。税額を自ら計算するといっても、その計算に間違いがあれば税務調査で修正されて納税額が決まる。

この税務署へ提出する確定申告書は、おおもととなる申告書本体の他に、決算書、勘定科目内訳明細書、法人事業概況説明書などで構成される(図表)。このうち決算書、勘定科目内訳明細書、法人事業概況説明書は、会社に関わる多くの情報が記載された資料で、金融機関はこれらを分析して融資を判断していく。

一方、申告書本体は税金に関する専門的な内容なので、一般的には読み取りづらいものの、多くの情報が盛り込まれており、融資のニーズをつかむヒントを得られる。

申告書本体には、会社が税金を計算する際に必要とする経営関連の事項が、税法で定められた書式で記載されている。これを別表という。

別表は、実務で目にするだけでも別表1 から別表17(4)まである。別表1は納税額を計算するおおもとの書類で、所得金額や納税額などが記載される。別表1以外は明細書とも呼ばれ、同族会社や減価償却といったテーマごとに所得金額や納税額の計算根拠がまとまっている。

「所得」を計算する過程で作るのが別表