金銭信託
(画像=PIXTA)

Q 4 代理人として届け出がない親族から払戻依頼があったらどうするの?

A 実務上は、任意代理人として選任されていない配偶者や子どもなどが、認知度が低下した高齢者の預金の一部払戻しを求めてくるケースが多い。全銀協の「考え方」も、この点については相当な問題意識をもっている。

この場合の親族は、「無権代理人」とされる。つまり、預金等の払戻権限を有していないわけだから、金融機関は要請に応じることはできない。

だからといってすべての払戻依頼を謝絶するというのも現実的ではない。例えば、来店した親族にも「高齢者本人が入院してしまい、すぐにお金が必要」といった事情があるだろう。

「考え方」でも「認知判断能力を喪失する以前であれば本人が支払っていたであろう本人の医療費等の支払い手続きを親族等が代わりにする行為など、本人の利益に適合することが明らかである場合に限り、依頼に応じることが考えられる」としている。

払戻目的を確認し振込で対応