緊急時の資金調達方法ブリッジローンとは?融資の特徴を解説
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融資実務と、その法的性質や内規・約定の意味合い・背景の関係を把握しておくと…稟議書やセールストークの説得力にも違いが出ます!

第2回のテーマ
「融資条件」って何を指す?それはだれが どのような形で決めることになるの?

金融機関からの融資におけるいわゆる「条件」の例には、以下のものがあります。

❶実行前に満たすべき条件

「事前に他の借入金を完済する」「信用保証が得られる」など

❷実行と同時に満たすべき条件

「融資実行と同時に抵当権を設定する」「融資実行金により、速やかに他の借入金を返済する」など

❸実行後に満たすべき条件

「返済財源として指定した売上代金を、借入人の自行庫返済口座へ振込指定する」「資金使途どおりに融資金が使われたことを証明する、領収書などの疎明資料を提出する」など

❹融資契約に直接付される条件

融資金額、利率、返済方法・金額、利息の支払方法、借入期間、返済期限など

❺融資取引全般に及ぶ条件

取引の範囲、担保や保証等の保全、返済の遅延や返済不能となった場合の対応および法的争いに係る事項など

本連載第1回目でも触れたように、融資(消費貸借)の契約は、お客様(資金需要者)と金融機関との合意により成立する「諾成契約」です。❶〜❺に挙げた融資条件は「片方の契約当事者による一方的なもの」であってはならず、「双方の合意によって融資が行われる」ことに留意しましょう。