本連載は、不動産投資家として活躍する台場史貞氏の著書、『私が東京の中古ワンルームで自由な人生を手に入れた方法』(秀和システム)の中から一部を抜粋・再構成し、サラリーマンが知っておくべき不労所得や経済的自由に対する考え方や、実現を目指すための方法を紹介します。

私が東京の中古ワンルーム投資で自由な人生を手に入れた方法
(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)


私は、ここに挙げる不動産からの不労所得から「得られるもの」が大事であり、欠かせないものであると考えています。
だからこそ、著者として、またセミナー講師としてサラリーマンの皆さんに不動産投資をお勧めしています。

1. 不労所得は将来の年金の不足分の補てんになる

地方在住会社員,経済的自由
(画像=zephyr_p/stock.adobe.com)

将来、受けとることのできる年金額は、これまでに支払ってきた掛け金と年数によって異なります。ですが、これから先、どんどん充実していくということは考えられません。

少なくとも支給開始時期は遅くなるでしょうし、支給額も大きく減っていく可能性があるのです。見た目の支給額は減らなくとも、税金が上昇し、実質的に年金収入が減少していくことは、ほぼ間違いありません。

多くの人がこの事実を知っているはずです。とくに若い人たちは現状よりもさらに深刻な状況になり得ることは自覚しているはずです。「まだ先のことだから」と問題も同時に先送りにしていては、手遅れになることはわかっているのです。

手遅れになることを避けるため、不労所得を獲得する第一歩を、できるだけ早く踏み出さなければなりません。若い人は、いまはじめておけば定年後の年金不足分を補てんすることができ、人生を明るいものにすることは十分可能です。
なぜなら、不動産投資による不労所得は、一定の時期をすぎると自己増殖をはじめるものだからです。

不労所得の獲得するための"最初の壁"は、それほど大きなものではありません。必要なのは、将来を見据えたしっかりした考え方と勇気だけです。

2. 不労所得は保険の代用となる

不動産で不労所得を獲得していく場合、ローンを活用することを避けては通れません。不動産投資におけるローンは、適正な借入金割合であれば資産拡大のスピードを上げることができます。そのため利用価値は高いのですが、さらに保険の代わりとなることも大きな利点の一つです。

その理由は、借りた人が死亡した場合に、残りの債務の支払いが免除される団体信用生命保険が金利に組み込まれている場合がほとんどだからです。
不労所得を獲得していく途上では、ローンに組み込まれた団体信用生命保険を通常の保険代わりとすることができます。また、ローンの返済が終わり、毎月何十万もの
家賃収入という不労所得が得られるようになれば、死亡保険金という一時金の代用になり、家族を支えていくこともできるのです。

3. サラリーマンのリスク回避が実現できる

よく勘違いしている人が多いのですが、サラリーマンにはリスクがないわけではありません。会社は業績が悪くなれば、最悪の場合、倒産するのです。

GMも、りそなも、日本航空も、のちに復活はしたものの倒産し、一時は大幅な給与カットや人員整理といった大ナタを振るった苦しい過去があったのです。また、倒産はしないまでも、ソニー、パナソニックといった大会社も大幅な人員整理を断行した時期がありました。東芝は現在、まさに瀕死の重傷患者です。

倒産しないまでも、関連会社への出向などで大幅な給与減はもちろんのこと、業績悪化によるリストラは、あたり前のように行われているのです。
不動産投資にも、リスクは存在します。極端にいえば、リスクがない投資は、世の中に存在しません。

ただ、わかっていただきたいのは、サラリーマンもリスクの塊であり、そのために、不動産投資をはじめとする不労所得の獲得をめざし、総合的にリスク回避をしておく必要があるということです。何もしないことも、リスクだということです。

私も過去に3度転職し、リーマンショックや東日本大震災後では大幅な給与カットを経験しています。サラリーマンのリスクは、みなさんが考えているよりかなり大きいと考えてよいでしょう。私自身が考えるサラリーマンのリスクの大きさは、不動産投資の10倍くらいは十分にあるように思えます。

4.病気などによって働けなくなったときの備えになる

自分が病気になったときの備えは、生命保険の入院給付金特約や失業保険によって、ある程度の金額を確保できます。ただ、ほとんどの場合は、一定期間で打ち切られてしまうか、一生涯保障となれば掛け金が大幅に上昇するかのどちらかでしょう。

また、自分自身でなく、家族が病気になってしまったときは、どうでしょう。
私の場合は、親の介護と家内の難病のための通院に、何日も会社を休んで対応に追われる毎日が続き、やむを得ず退職の道を選ぶことになってしまいました。ところが、10年以上かけて不測の事態に備えてきたおかげで、経済的にも精神的にも安定した日々をすごすことができています。

いずれにしろ、働くことができない状態で会社に依存している間は、経済的にも時間の融通性についても、束縛を受けることになります。それを避ける方法は、不労所得の獲得しかありません。

5. 自営業の収入の波を安定させる

不動産投資による不労所得の獲得は、自営業との組み合わせとの相性も抜群です。

年収が4,000万円あった自営業者が、5年後には800万円になってしまった例を聞いたことがあります。「気がつけば年収が5分の1になっていた」これは極端な例かもしれませんが、自営業者はサラリーマンよりも収入の振れ幅が大きいことは間違いありません。
そうであるなら、収入のあるうちに資金を不労所得の獲得に投入し、将来の最低限の収入を確保しておくべきです。それが自営業者にとって、まずいちばんに考えなければならないことなのです。最低限の不労所得さえ確保しておけば、たとえ収入がゼロの期間があっても耐えられるのですから。

志と夢をもってリスクに立ち向かうか、当面の想定し得るリスクを排除してから夢を実現するか…。私は、不労所得は夢をかなえる原動力になると信じています。

6. 人生を満喫するための手段となる

お金の心配がなくなれば、やってみたいことの一つや二つは誰にでもあると思います。たとえば、年に3回は海外旅行してみたい、毎週釣りを楽しみたい、好きなスポーツで汗を流したい、田舎で野菜をつくってのんびり暮らしたい、毎週のように温泉に入ってリフレッシュしたい、などなど。

どれもが、サラリーマンと並行してできないわけではありません。しかし、残業が多く有給休暇も思うように取得できない日本の現実を振り返ってみたとき、タイトなスケジュールとなることは目に見えていて、心底満喫できるはずがありません。
サラリーマンと並行してでは、できないこともあります。

3か月ほどハワイですごしたい、1年ほど海外ボランティアに参加したい、世界一周旅行をしてみたい。実際にそういったことを実現するために、あえていつでも辞められるアルバイトの身分のままで働く人もいます。
一定期間、死にもの狂いで働いて、稼いだお金で夢を実現する、スーパーマンみたいな人もいます。ただ、将来の社会的な保障を断ち切ってアルバイトでがんばることは、若いうちならできても、長く続くものではありません。

そのすべてを解決するには、不労所得の確保をまず行うしかありません。不労所得の確保は、最初のうちは我慢しなければならないことが多いかもしれませんが、将来の夢に近づくための作業と考えれば、楽しみながら行うことのできる作業となることは間違いありません。

台場史貞
台場史貞(だいばふみさだ)氏
名古屋の理系大学卒業後エンジニアとして就職するが、自分では回避できない理由が発生し3度の転職しながら4つの会社を渡り歩く波乱万丈のサラリーマン人生を経験。会社に依存し過ぎた自分の経済状況から脱却すべく2004年に安全性を重視した中古マンション投資を開始。

2012年に税金対策として妻を社長としたサブリース会社を設立。㈱日本財託主催のセミナーにオーナーとして100回以上参加し、経験を生かし先輩投資家の一人として相談に来られた方を幸せに導くことをライフワークとして活動中。