「コロナ禍で生活スタイルも変化してきたので、改めて家計を見直したい」と考えている人も多いのではないだろうか。株式会社ALL CONNECTは、全国の20歳~59歳の男女を対象に、新生活のタイミングで見直しを行いたい家計の固定費に関する調査を発表した。

その調査では「スマートフォン・携帯電話通信費」、「インターネット回線通信費」が見直したい固定費の上位となっており、通信費に対する節約意識の高さがうかがえる。

この記事では、固定費を節約するメリット、見直せる固定費の種類、固定費を節約する際の注意点などについて解説する。

目次

  1. 固定費を節約するメリットとは?
  2. 今からでも見直したい5つの固定費
    1. (1)水道光熱費(水道代・電気代・ガス代など)
    2. (2)住宅ローン
    3. (3)通信費
    4. (4)保険(生命保険など)
    5. (5)車関連
  3. 固定費を節約する際の注意点
  4. 固定費を節約することで、可処分所得を最大化する

固定費を節約するメリットとは?

家計費,節約術
(画像=PIXTA)

固定費とは、毎月(もしくは定期的に)発生する費用を指す。固定費を節約するメリットには、どのようなことがあるのだろうか。簡潔に言えば、「可処分所得の最大化」が挙げられる。

額面収入から所得税、住民税、社会保険料などを引いた手取り収入のことを「可処分所得」と呼ぶ。家計管理の大原則は、毎月の出費を可処分所得の範囲内に収めることだ。

毎月の出費を可処分所得の範囲内に収める際に気をつけたいことは「固定費の増大」だ。固定費は利用の有無にかかわらず毎月のキャッシュアウトが確定してしまい、支払っている感覚も希薄になりがちなので、知らず知らずのうちに、可処分所得(毎月の収支)を圧迫しているケースがある。

あまり利用していない固定費を見直し、金額を下げることができれば、可処分所得の増大につながる。可処分所得が増えれば、家計にゆとりができて、新しい消費や貯蓄に回せるようになる。

家賃や通信費など「支払わなければ生活が成り立たない」固定費は一定金額を支払う必要があるが、それでも固定費をなるべく抑えることが、毎月の収支の改善につながるわけだ。

今からでも見直したい5つの固定費

ここからは、ちょっとした工夫で見直せる5つの固定費を紹介する。

(1)水道光熱費(水道代・電気代・ガス代など)

水道光熱費は生活する上で必要不可欠なコストであるため、なかなか思いきった節約は難しい。しかし、意識的に利用量を減らすことで節約は可能だろう。一時的な費用はかかるものの、LEDライトや食洗機などの省エネ家電を購入することも手だ。

2016年4月1日以降は、電気の小売業への参入が全面自由化され、電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになった。利用プランを変更するだけで節約になるケースもあるので検討したい。

(2)住宅ローン

住宅ローンを組んでマイホームを購入している場合、ローン返済が大きな支出項目になっていることが多い。もし、ある程度高い金利でローンを組んでいる場合、借り換えによって毎月の支払い額を減らすことができる可能性がある。

ただ、借り換えにはさまざまな手続きが必要で、手数料もかかってしまう。固定金利から変動金利(もしくはその逆)に変更する場合は、それぞれのメリットとデメリットを十分に理解した上で判断したい。

なお、手元資金が減ってしまうので一長一短ではあるが、積極的に繰り上げ返済をするという手もある。

(3)通信費

通信費は、ALL CONNECT社の調査でも「スマートフォン・携帯電話通信費」、「インターネット回線通信費」など上位にあった。リモートワークのために自宅の通信環境を新設したり強化したりした人も多いのではないだろうか。

スマートフォン・携帯電話通信費の場合は、格安SIMに切り替えたり、安い端末を利用したりすることを検討したい。また、インターネット回線通信費の場合は、通信会社やプランを比較したり、セット割のあるプランに切り替えたりすることを検討したい。

(4)保険(生命保険など)

住宅と並び、人生で最も大きな買い物の一つと言われているのが生命保険だ。自分や家族のための備えは大切だが、必要以上に保障を大きくしてしまい、保険料が高くなっているケースも想定される。

また、保険加入時は適切な保障内容だったとしても、家族構成やライフスタイルが変わることによって、必要な保障も変化する。保険料の削減余地がないか、定期的にチェックすると良いだろう。

(5)車関連

車は購入費だけではなく、ガソリンや駐車場、自動車保険、車検などさまざまな費用がかかる。公共交通機関の利用で十分に生活できる場所であれば、思いきって車を手放し、必要なときのみレンタカーやカーシェアを活用することも一つの手だ。

どうしても車がないと生活できない場合は、燃費の良い車種を選んだり、保険の補償範囲で外せる項目がないか見直してみたり、もっと安い駐車場がないか探してみたりしてはどうだろうか。

固定費を節約する際の注意点

家計の改善につながりやすい固定費の節約だが、実行するときに注意すべき点もある。それは「インパクトと労力のバランスを考える」ということだ。

節約は素晴らしいことだが、あまりにも節約に目が向きすぎて、本業がおろそかになってしまったり、生活が乱れてしまったりしては元も子もない。「毎日感度高く実行しても、月の節約金額は数百円ほど……」だと、心身が疲労して長続きしないだろう。

インパクトと労力のバランスを考えて、一度実行すればそれ以降の支出が抑えられたり、節約金額が大きかったりすることから実行すると良い。

固定費を節約することで、可処分所得を最大化する

この記事では、固定費を節約するメリットや見直せる固定費の種類、固定費を節約する際の注意点などについて解説してきた。

固定費を節約することで、可処分所得を最大化できる。これを機に、固定費の見直しをしてみてはいかがだろうか。