「どの証券会社でNISA口座を開設しても、大差ないのでは」と思い込んでいませんか。実際には、証券会社ごとに手数料や特典は異なります。ここでは「国内株式の売買手数料が無料」「米国株・中国株の買付手数料が無料」などのアドバンテージを打ち出すマネックス証券のNISAをクローズアップします。

目次

  1. NISA口座を開設するなら、NISAに強い証券会社を選ぶのがベター
  2. 中級者やNISAユーザーに支持されるマネックス証券
  3. マネックス証券のNISAの5大メリット
  4. まとめ:とくに米国株と中国株の取引をする人はマネックス証券NISAを選択肢に

NISA口座を開設するなら、NISAに強い証券会社を選ぶのがベター

金融
(画像=beeboys/stock.adobe.com)

2014年にはじまり一気に世に広がったNISA(少額投資非課税制度)ですが、今でも毎年着実に開設数を増やし続けています。金融庁の発表によると、2020年6月段階のNISA口座数は1,200万口座を突破しました。下記のように年々口座数が積み上がっています。

▽最近の一般NISA口座数の推移

年月 一般NISA口座数の推移
2016年6月 1,029万6,622口座
2017年6月 1,090万1,386口座
2018年6月 1,128万2,552口座
2019年6月 1,161万8,539口座
2020年6月 1,200万7,249口座

出所:金融庁「NISA利用状況調査」※つみたてNISA、ジュニアNISAを除く

それだけに、「これからNISA口座を開設したい」という人も多いでしょう。せっかくなら、数多くのメリットのある証券会社のNISAを選ぶのが賢明です。そのうちの選択肢の1つがマネックス証券のNISAなのです。

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中級者やNISAユーザーに支持されるマネックス証券

NISAのメリットをご紹介する前に、マネックス証券と他のネット証券を比較したときの特徴を整理してみましょう。

マネックス証券は手数料の単純比較だと2大証券よりも割高

マネックス証券は、開設口座数の多い5大ネット証券の一角です。ただトップ2社のSBI証券や楽天証券と単純な売買手数料で比較すると下記のように割高です。

▽取引毎の国内株式(現物)の手数料比較

約定金額 マネックス証券 SBI証券 楽天証券
10万円まで 100円 90円 90円
20万円まで 180円 105円 105円
50万円まで 450円 250円 250円
100万円まで 成行1,000円 指値1,500円 487円 487円

※2020年11月16日段階の各社が公表している手数料(税抜き)

このように国内株式の売買手数料が割高にも関わらず、マネックス証券は株式投資の中級者以上やNISA口座を利用する個人投資家に愛用されています。そこには、下記のような理由があります。

マネックス証券が中級者以上の個人投資家に支持される理由

マネックス証券の強みとしては、「米国株や中国株の取り扱い数が多いこと」「IPOの取扱数が多く、さらに平等抽選であること」などが挙げられます。

具体的には、米国株の取り扱い数は3,800銘柄以上、中国株は2,000銘柄以上になっています。これは2大ネット証券であるSBI証券、楽天証券をしのぐ銘柄数です。そのため、「海外株に強いマネックス証券」のブランドイメージがあります。これに加えて、手数料の割安感も魅力です。特に中国株は業界最安値水準となっています。

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▽主なネット証券の米国株・中国株取扱数

マネックス証券 SBI証券 楽天証券
米国株 3,800銘柄以上 約3,700銘柄 約3,600銘柄
中国株 2,000銘柄以上 約1,400銘柄 約900銘柄

※各ネット証券の検索ツールの結果に基づく。2020年11月16日調べ

また、IPOの取扱数では、2019年実績で48銘柄となっています。SBI証券やSMBC日興など、IPO取扱数で上回る証券会社はあるものの業界上位のポジションです。

取扱数が多いだけでなく、以前からIPO申し込みをしている人も、IPOをこれから始める人も公平な抽選方式という点も好評を得ています。つまり、すべての参加者に同じ割合のIPO当選のチャンスがあるということです。

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マネックス証券のNISAの5大メリット

マネックス証券は、株式投資の中級者以上に加えて、NISA利用者にも人気です。マネックス証券NISAの5大メリットを1つひとつ見ていきます。

マネックス証券NISAのメリット1:国内株式の手数料が無料

マネックス証券のNISAの魅力の1つは、「国内株式の売買手数料が無料」ということです。国内株式を購入したとき、売却したとき、両方の手数料が無料になります。この国内株式の手数料が無料になるサービスは、こまめに株式を売買する人、あるいは、買い付け額が多い人にとって大きなメリットになります。

ちなみに、この「国内株式の売買手数料が無料」はSBI証券や楽天証券とほぼ同条件になります。つまり、一般の国内株式の売買では2大ネット証券の手数料よりも割高なマネックス証券も、NISA口座になると割高感が解消されるということです。さらに店舗型の大手証券会社と比較すると、大きな差になります。

▽主な証券会社のNISA口座における国内株式の売買手数料比較

証券会社名 NISA口座の売買手数料(国内株式)
マネックス証券 無料
SBI証券 無料
楽天証券 無料
野村證券 売買ごとに約定金額の最大1.43% 最低手数料2,860円
大和証券 例:100万円1取引ごとに1万2,650円 最低手数料2,750円

「売買手数料をあまり気にしない」という人もいますが、手数料が積み重なるとかなりの金額になるため、株式投資を本格的にしていくのであれば意識するのが賢明です。ただ国内株式の売買手数料が無料といっても対象外の種類もあるため、対象商品を把握することが大切です。まず、無料の対象になる具体的な種類としては、現物株式、ETF、ETN、REITなどです。

逆に対象外になるのは、国内株式の信用取引や単元未満株などです。これらの取引には約定金額の0.5%(最低手数料48円〈税抜き〉)がかかります。

▽マネックス証券NISA口座で行う株取引の売買手数料

売買手数料 対象
売買手数料無料の対象になる種類 国内株式の現物取引、ETF(上場投資信託)、ETN(上場投資証券)、REIT(不動産投資信託)
売買手数料無料の対象外になる種類 国内株式の信用取引、単元未満株(マネックス証券の単元未満株の商品名:ワン株)

マネックス証券NISAのメリット2:米国株・中国株の買付手数料が実質無料

米国株や中国株を投資対象にしている人も、マネックス証券のNISAはメリットがあります。米国株と中国株の買い付け時の国内手数料がキャッシュバックされるという特典があるからです。これは実質上無料に近いサービスといえるでしょう。

下記のようにNISAの米国株と中国株の買付手数料でマネックス証券は、2大証券のSBI証券と楽天証券にアドバンテージがあります。

▽米国株と中国株の買付手数料の比較

証券会社 米国株手数料 中国株手数料
マネックス証券 実質無料 実質無料
SBI証券 約定金額の0.45% 最低手数料0米ドル 手数料上限20米ドル 約定代金の0.26% 最低手数料47香港ドル 上限手数料470香港ドル
楽天証券 約定金額の0.45% 最低手数料0米ドル 手数料上限20米ドル 約定金額の0.5% 最低手数料500円 手数料上限5,000円

※楽天証券、SBI証券ともに海外ETFの手数料は無料。2020年11月16日調べ

注意したいのは、マネックス証券の手数料が無料になるのは、あくまでも買い付け時の国内手数料の部分だけという点です。売却手数料(米国株:約定金額の0.45%、中国株:約定金額の0.25%)や現地取引手数料・費用などは通常通りかかります。

具体的なキャッシュバックの方法としては、たとえば2020年11月に米国株・中国株を買い付けした場合、11月の最終営業日の為替レートで円換算した金額がキャッシュバックされます。当日ではなく、その月ごとにまとめてキャッシュバックされるため、為替レートが大きく変動したときにはズレ込む可能性もあるため留意しましょう。

なお、キャッシュバックされる金額によっては、確定申告を行わなければならないケースもあるようです。取引額が多い人でこの部分が気になる人は、事前に税理士に確認しておいた方がよいかもしれません。

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マネックス証券NISAのメリット3:投資信託はすべてノーロード

投資信託を運用する人にとっても、マネックス証券のNISA口座はメリットがあります。投資信託を投資するとき、ノーロード銘柄を選択している人も多いのではないでしょうか。ノーロードとは買付(購入、申込)手数料のかからないファンドのことです。通常、投資信託には0.5~2%台程度の買付手数料がかかりますが、マネックス証券のNISA口座を通して買い付ければ無料になります。

最近では、インデックスファンドを中心に買付手数料が無料の銘柄も増えていますが、アクティブファンドも含めてすべての買付手数料がかからないのは魅力的です。ちなみに、この投資信託の買付手数料が無料というのは、SBI証券と楽天証券のNISAもほぼ同条件になっています。

注意したいのは、無料となるのはあくまでも購入時の買付手数料のみという点です。運用中に継続的にかかる信託報酬、解約時に発生する信託財産留保額などのコストはかかります。

マネックス証券NISAのメリット4:情報収集ツールが充実している

ここまで見てきたように、マネックス証券のNISAは、国内株式の売買手数料、米国株・中国株の買付手数料、投資信託の買付手数料などにおいて、2大ネット証券であるSBI証券や楽天証券などにひけをとらない(または上回る)サービス内容となっています。

さらにマネックス証券の独自色の部分でいうと、銘柄の絞り込みや市場動向を把握するのに役立つ「高度な情報収集ツール」が充実しているのが大きな特徴です。

これらのツールを駆使することで、国内株式や海外株式を効率的に絞り込むことが可能です。NISA口座の運用にも貢献してくれそうです。このツールの充実度もマネックス証券が株式投資の中級者以上に好評な理由の1つといえるでしょう。

▽マネックス証券が提供する情報ツール

ツール名 月額利用料
マネックス銘柄スカウター 無料
マルチボード500 無料
チャートフォリオ 無料
マネックストレーダー 無料
マーケットライダー 1,980円
マーケットライダープレミアム 4,180円
フル板情報ツール 330円
ロングショート分析ツール 2,750円
クォンツ・プレミアムサービス 3,300円
米国プレミアム株価情報 550円

※ツールや利用料は、2020年11月16日現在の内容です。

上記のように情報収集ツールには無料のものと有料のものがあります。無料のツールでもかなり高度な機能を備えています。そのため、まずは無料のものを試してみて、必要に応じて有料ツールを追加するのがよいでしょう。

マネックス証券NISAのメリット5:マネックスポイントが貯まる

マネックス証券には投資信託を所有する、あるいは、株式を売買するとポイントが貯まる「マネックスポイント」という特典があります。マネックスのNISAの場合、下記の3種類の銘柄を保有していると、マネックスポイントの対象になるメリットがあります。

(1)国内株式型投資信託
(2)外貨建てMMF
(3)外国籍投資信託

マネックスポイントの付与率は、保有する投資信託の平均残高の最大0.08%です。これを毎月、月割りで支給してくれます。たとえば、その月の投資信託の保有額が平均300万円だった場合、下記のような計算式になります。

▽マネックスポイントの付与例

  • 月のポイント:300万円×0.08%÷12ヵ月=200ポイント
  • 上記を年間換算すると……2,400ポイント

※ポイント付与率は銘柄によって異なります。

NISA口座で貯まったマネックスポイントは、下記のような幅広いポイントやマイルに交換できるのも魅力です。

  • Amazonギフト券
  • Tポイント
  • nanacoポイント
  • JALのマイル
  • ANAのマイル

※交換率:各ポイントは1マネックスあたり1ポイント(1円相当)、マイルは1,000マネックスポイントあたり250マイル

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これら5大メリットのほかに、マネックス証券はNISA口座でもIPO銘柄が取り扱えるという利点もあります。たとえば楽天証券のNISA口座などでは、「IPO取扱なし」になっています。

まとめ:とくに米国株と中国株の取引をする人はマネックス証券NISAを選択肢に

ここでは、マネックス証券NISAの5大メリットを中心に解説してきました。最後にその内容を端的にまとめてみましょう。まずSBI証券と楽天証券の2大ネット証券と比べた場合、下記の部分ではほぼ同等の環境でした。

  • 国内株式の売買手数料0円
  • 投資信託の買付手数料0円(ノーロード)

そして、米国株と中国株の「買付手数料が実質0円」では、2大ネット証券と比べて明らかなアドバンテージがあります。また、高度な情報収集ツールの充実もNISA口座を安定的に運用していくのにプラス材料といえます。

これらの内容を勘案すると、マネックス証券のNISAともっとも相性がよいのは、米国株と中国株の取引をしている人(これから取引したい人も含む)です。国内株式や投資信託の取引においても2大証券とほぼ同等の環境のためデメリットにはなりません。

「マネックス証券のNISA口座を開設したい」という人は、まずマネックス証券の証券総合取引口座を開設する必要があります(※)。オンライン手続きを選択すれば、最短で翌日には総合口座が開設されます。証券口座をはじめて開設する人でも適切なナビゲートがあるので、手続きをスムーズに進められるでしょう。

※すでにマネックス証券の証券総合取引口座をお持ちの人は、NISA口座の開設申込が必要です。

文・本間 貴志
ビジネス書に特化した編集会社のサラリーマン・ライターを経て、資産運用や税務の分野を専門とするライターとして活動。自身で賃貸物件の経営や、年間で億単位の株式売買も行っている