シナジー効果
(画像=PIXTA)

四国銀行経営支援室の取組み──認識の共有に力を入れ改善への道筋を描く

今回は、四国銀行審査部経営支援室の森澤仁詞調査役に事業者支援の方針や具体的支援事例をご寄稿いただいた。

お客さまや従業員の生活を守るのが目的

四国銀行審査部経営支援室は現在10名体制で、ライフステージが衰退から再生局面にあるお客さまの経営改善に取り組んでいる。

昨年度より新型コロナウイルス感染症の長期化に伴う業績悪化が多くの業種・事業者に見られることから室員を増員し、対象先も2021年度は昨年度から倍増の約600先まで広げ支援体制の強化を図っている。

私自身は、1998年に入行し営業店勤務を経て、金融円滑化法の出口戦略に向けた取組みが求められていた12年2月から2年間、経営支援室に所属していた。当時の経営支援室長は、当行の経営支援業務を長らく支えてこられた方で、私の経営支援業務の師である。

こと「仕事」に関して一切の妥協を許さない厳しい指導で知られる方で、私自身も存分に厳しい指導を受けた。様々な案件に携わる中でその厳しさの本質が、お客さまや従業員の生活を守るために必要な知識・スキルを習得させるためであると分かり始め、より貪欲(どんよく)に経営支援業務に取り組むようになった。このとき指導いただいたことは銀行業務全般に活かせるものであり私自身の財産である。

そして20年3月から2度目の経営支援室配属となり、コロナ禍で大変な状況にあるお客さまの経営改善に取り組んでいる。

経営者と金融機関が同じ危機意識を共有