年金,なくなる
(画像=Princess_Anmitsu/Shutterstock.com)

この連載では、これまで年金についての貴重な情報源である「ねんきん定期便」について触れてきました。原則として毎年の誕生月にラミネートはがき方式で送られてきますが、節目の年には封書での受取りとなります。今回は、その節目の年である59歳を迎える国民年金加入者への情報提供について考えてみましょう。

情報提供のポイントは、この「節目の年」という言葉です。この年に送られてくる「ねんきん定期便」には、どの年金制度に何ヵ月ずつ、通算何ヵ月加入していたかという「これまでの年金加入期間」や、どの年金をいつからいくらくらいもらえるかという「老齢年金の種類と見込額」、いつからいつまでどこに勤務したかという「これまでの『年金加入履歴』」が記載されています。

また、厚生年金への加入期間がある場合は過去毎月の標準報酬月額と保険料納入額の状況、そして国民年金加入期間中の保険料納付状況も記載されています。

この定期便で重要なのは、これら情報が正確であるかを確認することです。59歳での定期便は「年金受給開始前に届く、最も詳しい内容のお知らせ」です。定期便の中には年金加入記録回答票という書類があり、記録に訂正すべき点があれば、この回答票で日本年金機構あてに訂正依頼を出すこととなっています。

ここでしっかり過去の記録を確認し、将来受給できる年金についての正確な認識を得るべきであることを、お客様に伝えましょう。

実際には、年金受給が始まる前の最後の見直しのチャンスになると思っていてもよいかと思います。「節目の年の定期便ですし、一緒に見てみませんか」と声かけしてみるとよいかもしれません。

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