金融実務,説明マニュアル
(画像=Titipong Chumsung/Shutterstock.com)

【預金編その3】口座開設時の届出印がインク浸透印でよいか聞かれた…

Q 口座開設時に、届出印はインク浸透印で可能か聞かれました。これは認められますか。また、この場合はどう対応すればよいですか。

A 金融機関では預金取引を開始するとき、お客様から取引に使用する印章の印影を届けてもらいます。これは金融機関が不特定多数のお客様と取引していて、窓口係がお客様1人ひとりを覚えておくことが不可能なためです。そこで、お客様に事前に届けてもらった取引印や預金通帳、預金証書などを持参してもらうことで、預金者本人であることを確認しています。

預金規定でも「預金を払い出すときは、当行所定の払戻請求書に届出の印章(または署名・暗証)により記名押印(または署名・暗証記入)して、通帳とともに提出してください」と定めており、預金の払戻しのときは、届出の印章を払戻請求書に押捺することを求めています。

このように口座開設時にお客様に届けてもらう取引印鑑は、預金者本人か否かを判別する大切なものです。

また、届けてもらう印章は必ずしも実印である必要はなく、実印以外の印章でも構いません。しかし、近年流通している印章に絵柄や図柄の入ったものは、一般的に取引印として受付できないため、取引印として使用するのは避けてもらうようにお客様にはお願いします。この取扱いについては金融機関によって異なるため、自行庫の規定を確認したうえで対応しましょう。

印影が変化するためNG