着眼点
(画像=PIXTA)
今回解説してくれるのは…
金融アドバイザーのCさん
都市銀行で資産承継チーム次長および支店長、外資系証券でプライベートバンカーとして100億円を超える運用提案を経験。現在は独立系金融アドバイザーとして運用・資産承継提案業務、営業員指導にあたる。

ファイナンシャルプランナー(FP)は、金融機関に勤務する人なら聞き慣れた資格ではないでしょうか。営業員の金融提案スキルを測るのに適しているので、金融機関によっては「2級」や「1級」の取得を、役付きや課長への昇格の条件にしています。

「お金のエキスパート」の称号としての価値がある

FPとは資格の名称で、職業・職種の名前でもあります。資格としては大きく2つの種類があり、国家資格である「FP技能士(いわゆるFP1級・2級・3級)」、民間資格の「AFP」「CFPⓇ」に分かれます。これら2種は資格としては異なる位置付けですが、取得者に求める知識やスキルは大きく変わりません。問われるのは「FPを名乗るのにふさわしい知識を有しているかどうか」です。

FPは、証券外務員や生命保険募集人、損害保険募集人、宅地建物取引士などと異なり、「持っていないとその業務に従事することができない」ものではなく、許認可資格でもありません。持っていないとFPを名乗れないということもありません。FP資格は、「ファイナンシャルプランニングに関する一定の知識を有している」という認定・証明であり、そこに最大の価値があります。

税理士なら、税務相談や税務申告で勝負しますが、金融機関では相談が「お金に関すること」という非常に広い範囲にわたります。FPはそのうち、主としてライフプランニングと資金計画、金融資産運用、タックスプランニング、リスク管理、不動産、相続・事業承継の6分野を取り扱う「お金のエキスパート」の称号なのです。