FX会社を比較検討する際は、「できるだけお得に取引したい」と考える人が多いだろう。その際に、選択肢の一つになるFX会社が「SBI FXトレード」だ。SBI FXトレードは、業界最狭水準のスプレッドを誇り、取引手数料も無料となっている。初めてFXをする場合でも少額からの取引に対応している。
この記事では、SBI FXトレードの特徴や魅力、評判について詳しく紹介していく。
SBI FXトレードとは

SBI FXトレードの情報
口座数 | 30万口座(2020年9月時点) |
取引単位 | 1通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スプレッド ※2021年3月1日~4月1日 |
米ドル/円:0.10~7.80銭(1万通貨時) ユーロ/円:0.49~15.80銭(1万通貨時) |
スワップポイント(買いスワップ)※2021年4月23日時点 | 米ドル/円:4円(1万通貨時) ユーロ/円:-17円(1万通貨時) |
通貨ペアの取扱数 (2021年4月23日時点) |
34通貨ペア |
大手のSBIグループが運営しており、安心感が強いことから多くの人が利用している。業界では珍しい1通貨からの取引にも対応しているため、初心者がFXを始めるのに適したFX会社と言えるだろう。
SBI FXトレードの特徴は?
多くのユーザーから支持される「SBI FXトレード」は、FXに慣れ親しむ人だけでなく、これからFXを始める人にもぴったりなサービスとして人気を集めている。ここでは、多くのFXトレーダーに使われている「SBI FXトレード」の3つの特徴について解説する。
●1通貨の少額から取引可能
「SBI FXトレード」の最も大きな特徴は、1通貨から取引を始められることだ。例えば、米ドル/円の取引の場合、約5円という証拠金から始めることができる。一般的なFX会社の場合、1,000通貨単位からになっているケースが多い。「SBI FXトレード」では、さらに小口化することで1米ドルや1ユーロといったように最小の取引単価で始めることができるのだ。
これからFXを始めるという人は、小さなリスクの中で実践経験を積む必要があるため、少額の資金で始められるSBI FXトレードは有力な選択肢になるだろう。
●積立FXで外貨積立も
外貨預金のメリットをあわせ持つ積立FXに興味を持っている人も多いだろう。「SBI FXトレード」では、外貨積立による積立FXにも対応している。以下の4項目について方針を決めて申し込めばその後の取引は自動で行うことが可能だ。
・購入する通貨
・1ヵ月で購入する金額
・どれくらいの頻度で購入するか
・レバレッジ
「FXはポジションを持つとチャートが気になって仕方がない」という人も多いが、積立FXであればその心配もない。さらに「SBI FXトレード」における積立FXのうれしいポイントは、満期の概念がないことだ。つまり買い増しも売却も任意のタイミングで行うことができる。
●スプレッド・スワップも高水準
スプレッドやスワップが高水準に設定されているのも、ユーザーにとっては魅力的なポイントだろう。例えば、米ドルにおける1,000通貨までの取引では、0.09%以下の推移で安定している。スプレッドは、FXで利益を確保するうえで非常に重要な要素だ。スワップに関しても2020年の米ドルにおけるスワップポイントの受取金額は6,740円と高水準になっている。
SBI FXトレードの評判は?
大手として知名度の高いSBI FXトレードだが、取引を始めたいと考えている人にとって最も気になるのは、実際の利用者からの評判だろう。ここでは、SBI FXトレードを使っている人の声を紹介する。
・スプレッドが狭い、ドル円が特に良い
特徴にも挙げた「高水準のスプレッド」について実際の利用者も魅力に感じているようだ。SBI FXトレードでは、世界各国に取引先を持つSBIリクイディティ・マーケットがカバーしているため、乱高下な状況においてもスプレッドは安定している。
・1通貨単位で投資できるのが魅力、初心者には最適
FXを始める人の中には「まずはデモ取引から始めたい」と考える人もいるだろう。ただ実際に自分の資金を投入することで得られる経験値は計り知れない。少額から始められるSBI FXトレードは、初心者にとって非常に相性の良いサービスと言えるだろう。
・コラムからデータ分析まで配信してくれてありがたい
SBI FXトレードでは、平日毎朝7時に注目の経済指標や取引に役立つ情報をメルマガとして配信している。初心者でもわかりやすい内容で、FXを始めたばかりの人は、記載されている指標を参考にするものおすすめだ。
SBI FXトレードの取扱通貨
SBI FXトレードで取引できる通貨は34種類と業界トップクラスの数を誇る。米ドル/円や英ポンド/円、ユーロ/円など取引が盛んな通貨はもちろん、メキシコペソ/円やブラジルレアル/円など新興国の通貨も扱っているのが特徴だ。基本的にFX取引を始める際は、最初に通貨ペアを選び、購入する通貨(基軸通貨)と売買する通貨(決済通貨)のペアを決めることで実際に取引が始まる。
「マイナーな通貨があったところで意味があるのか?」と思う人もいるかもしれないが、通貨の組み合わせ次第でリスクやリターンの大きさが大幅に異なるため、経験者にとって選択肢の豊富さは大きな魅力の一つになるのだ。
SBI FXトレードのアプリについて
SBI FXトレードはブラウザからの取引はもちろん、スマートフォンアプリ「SBI FXTRADE」での取引にも対応しており、iPhoneとAndroidのどちらでも利用できる。一画面に機能が集約されているので、画面の小さいスマートフォンでも、ストレスを感じることなく取引できる。
SBI FXTRADEの主な特徴は、以下の3つだ。
・高機能なチャート
最大4画面まで分割表示が可能で、複数種の足やトレンド、オシレーターを確認できる。トレンドのラインは、自分好みの位置まで描画でき保存機能もある。
・ワンタップで簡単注文
アプリでは、新規注文や決済注文をワンタップで行うことができる。注文画面にはチャートが表示されているため、大事なタイミングを逃すこともない。
・一目でわかる取引画面
フォントサイズや設計にこだわることで視認性の高い取引画面を実現している。地味に聞こえるかもしれないが、画面の小さなスマートフォンでは、ちょっとした見づらさがストレスに直結する。SBI FXTRADEでは、そうした心配はない。
SBI FXトレードのキャンペーン
・500円入金特典
SBI FXトレードでは、新規で口座開設した人を対象に500円のプレゼントキャンペーンを実施している。開設してから期限内にログインすることが条件だが、開設後すぐログインすれば達成できるため、基本的には問題なく受け取れるだろう。少額トレードに対応しているSBI FXトレードと非常に相性の良いキャンペーンと言える。
・テレ東BIZが20%オフ
テレビ東京系列の経済番組やニュースといった人気番組が見放題で楽しめるテレ東BIZ。SBI FXトレードの口座を持っていれば、20%オフの440円(税込み)で利用できる(申込月は無料)。FX取引をきっかけに経済を勉強したい人にはうってつけだ。
・メキシコペソ/円のスプレッドが0.20銭に(2021年7月1日5時30分まで)
人気のメキシコペソ/円のペアのスプレッドが、期間限定で0.20銭に縮小されている。このキャンペーンのすばらしい点は、1,000通貨までの少額取引だけでなく1,000万通貨までの高額取引も同様にスプレッドが適用されることだ。これを機に試してみるのもいいだろう。
SBI FXトレードを利用するメリット・デメリット
続いて、SBI FXトレードを利用するメリット・デメリットを見ていこう。
●SBI FXトレードを利用するメリット
・即時信託保全で安心
SBI FXトレードでは、信託保全のために即時信託保全を採用している。FXを提供する会社では、顧客から入金された資金を信託保全先に移すことが一般的で、入金から信託保全が確定するまでに数日のラグが発生する。
万が一この数日間に会社が倒産した場合、信託保全が確定しないため、顧客にとってもリスクとなるが、SBI FXトレードでは、顧客から信託保全先に直接入金する流れを導入することで、安全性をより高めている。
・倒産の可能性が低い
FXには、為替変動リスクやカントリーリスクなど大小さまざまなリスクがある。その中でも自分ではコントロールできないものがFX会社の倒産だ。即時信託保全があることも重要だが、そもそも倒産のリスクが低いに越したことはない。
SBI FXトレードの自己資本規制比率は、1,261.6%(2021年4月22日時点)と業界でも非常に高い数値となっている。当然これだけで倒産リスクをすべて測れるわけではないが、安心して取引を行える環境と考えることができるだろう。
●SBI FXトレードを利用するデメリット
・大口取引ではスプレッドが広がる傾向
SBI FXトレードの特徴として、高水準なスプレッドを挙げたが大口の取引に関してはスプレッドが広がる傾向にある。一例として米ドルについて見てみよう。
通貨数 | スプレッド |
---|---|
1~1,000通貨 | 0.00~0.09 |
1,001~100万通貨 | 0.10~7.80 |
100万1~300万通貨 | 0.11~9.60 |
300万1~1,000万通貨 | 0.71~9.60 |
取引単位が大きくなるにつれてスプレッドも広がっていることがわかる。大口取引をメインで行っている人は、注意が必要だろう。
・デモトレードができない
SBI FXトレードでは、デモトレードができない。約5円という非常に少額から取引を始めることはできるが、最初はどうしても自分の資金を使うのは怖いという人にとってはデメリットだろう。
口座開設の流れ
FX取引を始めるためには、専用の口座を開設することが必要だ。ここでは、SBIのFX取引口座を開設する手順を紹介する。
・ステップ1 公式サイトより口座開設を申し込む
公式サイトの申し込み専用フォームから口座開設を申し込む。入力したアドレスに契約締結前交付書面などが送付されるため、確認して問題なければ承諾する。
・ステップ2 本人確認書類の提出
本人確認書類の提出は、オンラインで完結できる「スマホで撮影」がおすすめだ。自身の顔と必要書類を撮影するだけで提出はすぐに完了する。
「スマホで撮影」で必要な本人確認書類は以下のとおりだ。
<マイナンバーカードを持っている人>
マイナンバーカードのみで本人確認が可能。
<マイナンバーカードを持っていない人>
マイナンバーカードを持っていない人は「通知カード」と「身分証明書」の2種類が必要だ。
・ステップ3 審査
提出した情報をもとに審査が行われる。
・ステップ4 口座開設完了
審査に通ると登録したメールアドレスにログインIDやパスワードなどの情報が届く。ログイン後、口座に入金することで、取引を始めることが可能だ。
金融事業を幅広く手掛けるSBIでFXデビューを
SBI FXトレードは、高水準のスプレッドとスワップが大きな特徴だ。FX取引をする人であれば、一度は検討したことがあるかもしれない。業界でも珍しい1通貨からの取引にも対応しているため、「FXに興味はあるけど多額のお金がなくなりそう」と不安な人でも安心して取引を始めることができる。
外貨積立にも対応しているため、チャート分析に時間を割きたくない人にはうってつけのFX会社と言える。「さまざまな取引プランに適応できるサービスを利用したい」「少額から取引を始めたい」という人は、SBI FXトレードの利用を検討するといいだろう。