融資
(画像=PIXTA)

CASE1 既存の融資の返済で手一杯なのでゼロゼロ融資の返済資金を拠出できない取引先

本業のキャッシュフロー改善に向けて補助金を活用した立て直しを提案

夏に向けて、2020年5月に始まった実質無利子・無担保の制度融資(いわゆる「ゼロゼロ融資」)の据置期間が終了する取引先が多くなる。ゼロゼロ融資を借りた取引先で業績が大幅に改善しているケースは少数で、引き続き手厚い金融支援が必要になってくるだろう。

本ケースの取引先は、毎月のキャッシュフローでは既存融資の返済を何とか返せる程度の状態で、ゼロゼロ融資の返済に資金を回す余裕がない(図表1)。

近代セールス
(画像=近代セールス)

すでにギリギリの状態なので、単にゼロゼロ融資の据置期間を延長したり、既存融資の返済額を比例配分するプロラタ方式で条件変更したりという場当たり的な対応では、不十分なことが読める。放置していると、長期的に条件変更を繰り返す可能性が高い。

資金以外の支援で体質改善を目指す