提案
(画像=PIXTA)

CASE2 ゼロゼロ融資を借りたもののキャッシュは残っており据置期間が終わりそうな取引先

マル保融資を一本化し経常運転資金に合わせた返済額に減額

ゼロゼロ融資で得たキャッシュを使わず残しているケースは、2つのパターンに分けられるだろう。

1つは、コロナ禍に対応するためにゼロゼロ融資で借り入れたが、営業キャッシュフローだけでここ1年の資金繰りが回った取引先。

もう1つは、必要な運転資金以上にゼロゼロ融資を借りている取引先だ。融資を借りすぎているので、返済が始まれば営業キャッシュフローを超えた返済額となり、資金が流出してしまう。

後者の場合、業績が悪化した際の保険として融資金を預金に滞留させているのだが、営業キャッシュフローより返済額が多いから時間が経つにつれて財務構造は悪化する。取引先の資金繰りや業界動向を見極めたうえで、一定の金額まで借入れを圧縮することは、長期的にみて取引先・金融機関双方のメリットになる。

以下、取引先が後者のパターンである前提で債務再編の進め方を述べていく。

資金使途を確認し借入れを整理する