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(画像=PIXTA)

《ケース2》債券ファンドの購入経験があり初めて株式ファンドを購入するお客様

債券ファンドを中心に資産形成しているお客様は、比較的価格変動が大きくないファンドを指向する場合が多いようです。債券ファンドは信用リスクによる価格変動の影響が大きいですが、信用リスクや為替変動リスクなどが一定程度で収まっているような金融マーケットであれば、ファンドが投資するそれぞれの銘柄からクーポン収入を得て、信託財産の成長や収益分配金を支払うための原資を積み上げていくことが期待できるでしょう。

債券ファンドは多数の銘柄を組み入れ分散投資することで、より安定的な中長期の資産形成を期待しているといえます。初めて株式ファンドを購入するお客様は、その株式ファンドが運用方針に掲げる投資テーマや参考指数などに興味を持っていることでしょう。

しかし、成長期待が大きい株式ファンドほど、その業種や業界、金融マーケット環境がマイナスに向いたときに価格下落も大きくなる傾向があります。投資信託での資産形成の経験があるとはいえ、これまで債券ファンドへの投資で経験してきた基準価額の変動の大きさと、株式ファンドのそれはおそらく大きく異なるでしょう。

そのため、お客様に株式ファンドの成長期待と過去実績を提示し、ある程度の価格変動を想定してもらうことが必要です。購入ファンドの過去の運用実績のチャートを見せてもよいでしょう。