若手経営者に求められることとは?失敗する経営者、成功する経営者それぞれの特徴
(画像=metamorworks/stock.adobe.com)

〈コロナ以降の動きも踏まえた イレギュラーなマーケットの動きから考える〉
リスク説明ではいまこんな観点も求められる

コロナ以降のマーケットの変化を踏まえ、押さえておきたいリスクの観点について解説します。

お客様が購入した投資信託は市場の変動の影響を受け、投資元本を大きく変動させます。したがってリスクを説明する際には、市場の動向に関する情報提供が欠かせません。

しかし、現在の市場は説明が非常に難しくなっています。それは、相場変動が「教科書どおり」でなくなっているためです。お客様がリスクを勘案する際に必要な情報となるマーケット予想にも、最近は強気のコメントが急に増えてきました。

コロナの影響が長引き、企業業績に大きなダメージを与えているというニュースでは「中央政府が支えているから株価は上がる」、コロナ収束に関するニュースが流れると「企業業績が回復するから株価は上がる」―と解説されています。

このように、「相場下落のリスクシナリオ」を見ることは少なくなりました。こうした相場だからこそ、お客様に対して現在の市場のセンチメントだけにフォーカスせず、過去から現在までの経緯も踏まえた、近視眼的ではない丁寧な説明が求められています。

そのためにはまず、「教科書どおりの相場の基本」を押さえることが大切です。

例えば、景気が悪くなって企業の経営環境が厳しくなると、企業の収益が悪化し株価は下落していきます。このとき、株式を売却した資金は安全資産の債券へ流入し、債券価格が上昇→金利下落という一連の流れが起きやすくなります。逆に、株価が上昇するときには債券価格が下落するというのが「通常の」値動きです。

量的緩和は終了し回復へ向かうと思われたが…!?