
(画像=PIXTA)

(画像=『バンクビジネス』より引用)
お客様が投資信託を購入する際に受け取る帳票が買付申込書です。銀行等では、この買付申込書を受け取る前に、お客様の適合性や投資目的等の確認、預金誤認防止や断定的判断の提供等がなかったことに対する確認、ファンドの投資目的・基準価額の変動要因・購入時手数料率などを説明し、販売する行職員がお客様の理解等を確認する必要があります。
お客様には、すぐに買付申込書を記入できるものではない旨をあらかじめ説明し、十分な時間が必要になることへの理解を得ることが肝要といえます。
原則として、買付申込書はお客様自身の自署が必要です。ファンド名は正式名称を記入する金融機関もあれば、略称等を用いる金融機関もあります。高齢のお客様などにはゆっくりと大きな声で購入ファンド名を読み上げて、間違えずに記入してもらえるように案内しましょう。
ファンドにはオープンとして いつでも追加購入できるファンドと、購入できる期間が限定されている募集ファンドがあります。取引の別を間違えないよう選んでもらいます。
また、買付申込書では預かり区分の別を選んでもらいます。特定口座と一般口座の別だけでなく、NISA口座の選択も必要です。つみたてNISAや積立投信の場合は、金融機関によって書式が異なるので、自行庫の帳票記入のルールに則ってお客様に案内します。
金融機関によっては、1つのファンドに累積投資コースと収益分配金を受け取る一般コースの別が設けられている場合も多いようです。買付申込書を記入してもらう際に改めてお客様の意向を確認し、コースの別を記入するように案内しましょう。