今回解説してくれるのは…
アナリストのEさん
協同組織金融機関の中央組織で営業店のほか、企画・証券・調査・会員支援など本部業務を幅広く経験。現在は経済・金融などのアナリストとして、調査・分析レポートなどを多数発信している。

JA・信用金庫・信用組合などの協同組織金融機関には、各中央組織が実質的に策定・運営している能力開発支援策があります。個別の「JA××」「△△しんきん」「〇〇しんくみ」ではなく、業界単位の施策です。

銀行などに比べ、人員数などの経営規模が小さい協同組織金融機関には、法制の変更対応だけでなく、人材開発策の見直しにもなかなか力が割けずに更新が遅れがちな実情がみられます。このため中央組織が一括して能力開発メニューをあつらえて提供し、個別金融機関側が、そのメニューから自身のところに合致するものを選択・利用する―という補完策が実施されているのです。

メニューの中身はかなり幅広く、経営層向けのトップセミナーや海外視察などもあります。それ以外にも、新任支店長や役職者などを対象とした合宿形式の集中講座などがみられ、『しんくみ』などの機関誌で参加者の声が還元されたりもしています。

「業界特有の資格」でも…昇格のためには取得が必要!?