書類
(画像=PIXTA)

Q 融資対象企業の貸借対照表の資産は、回収できるかどうかにも注意すべきと聞きます。どの項目をどのようにみればいいですか。

A 今回は、貸借対照表の資産のうち、「回収の可能性に注意するべき科目」を見ていく。

入門書でよく「注意すべき科目」として解説されるのが仮払金だ。社長が会社の現金を勝手に持ち出して仮払金として処理しているケースもあるが、それよりも、本来は経費なのに経費処理せず仮払金のままにしているケースが多い。粉飾というより、経理処理が雑な会社といえるだろう。

仮払金は少額なら気にする必要もないが、多額であれば翌期にどう処理されそうか確認し、その結果に見合った金額に修正して捉えるべきだろう。ただ、中小企業で多額の仮払金計上は目立つため見つかりやすく、悪質な粉飾に使われるケースは珍しい。

現金と役員貸付金は実質同じ意味?